VMwareとSAPが新たな提携を発表した。デバイスやインフラ、クラウド、アプリケーションなどの分野でモノのインターネット(IoT)プロジェクトをさらに前進させることが狙いだ。
両社は米国時間10月9日、この提携は「エンタープライズIoTの取り組みを加速、合理化」するものだとした。目標は「迅速なデプロイ、拡張性、IoTプロジェクトのスケジュール通りの実施」を可能にすることだという。
VMwareとSAPは、ビジネストランザクションのデータとデバイスのデータを組み合わせることによる、リアルタイムの可視性などを実現するソリューションを提供する計画だ。
両社は現在、システムの迅速なデプロイを可能にし、なおかつゲートウェイやマイクロデータセンター、クラウドでIoTアーキテクチャに必要なセキュリティおよび管理機能を提供して、「タイムツーバリュー(価値を創出するまでの時間)を大幅に短縮」するソリューションの開発に共同で取り組んでいるという。
5月、VMwareは「VMware Pulse IoT Center」を発表した。これはエンタープライズグレードのIoTインフラストラクチャ管理ソリューションで、企業が自社のIoTデバイスとネットワークを制御できるようにすることが狙いだ。
SAPは9月、ブロックチェーン技術を利用して、自社のBlockchain as a Service(BaaS:サービスとしてのブロックチェーン)プラットフォームをIoTや製造業、デジタルサプライチェーンに適したものにする計画を発表していた。
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この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。