ティーモスインテリジェンス、オラクルのHPCクラウド提供基盤を採用

NO BUDGET

2018-08-02 10:20

 ティーモスインテリジェンスは、自社のクラウド型HPCクラスタ「iHAB CLUSTER」のインフラ基盤に「Oracle Cloud Infrastructure」を採用した。日本オラクルが7月26日に発表した。

 iHAB CLUSTERは、CAE(Computer Aided Engineering)や深層学習(ディープラーニング)に必要なコンピュートリソースを提供するもの。同社は、利用リソースの一時的な増加に対応し、かつCAEや人工知能(AI)などの高性能コンピューティングでも安定したパフォーマンスを提供できるパブリッククラウド環境を求めていた。

 同社は、Oracle Cloud Infrastructureについて、ベアメタルインスタンスによって仮想マシンよりも高い性能が得られることや、NVM Expressを使用した高いIOPS性能のローカルおよびブロックストレージにより、HPCワークロードを高いパフォーマンスで実行可能なことを評価し、採用に至った。最新のNVIDIA Tesla V100 GPUにより、AIおよび深層学習においても高い性能を発揮できることや、低遅延・広帯域のノンブロッキングネットワークも評価している。

 コストパフォーマンスについても、ベアメタルインスタンスは同等の仮想マシンと比較して高いパフォーマンスを発揮できること、低遅延・広帯域のネットワークを追加料金なしで使用可能なことなどを挙げ、評価している。ネットワークダウンロードも10テラバイトまで無償のため、データの移動が多く発生する場合でも、より低いコストで提供可能なことも採用の理由として挙げている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]