Salesforceは米国時間12月2日、ワークフローの自動化や、データ統合を容易に実現する「Einstein Automate」を発表した。Salesforceは同日より、オンラインで「Dreamforce to You 2020」を開催している。
Einstein Automateは、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)とMuleSoftのツールを組み合わせ、アプリ間の接続や、ワークフローのオーケストレーションを実現するサービスのようだ。Salesforceが企業の業務プロセスを支援する上で、「Salesforce Customer 360」をいかに活用しようとしているかが浮き彫りとなっている。
Einstein Automateは、Slack買収の背景にある、最高経営責任者(CEO)Mark Benioff氏のビジョンを補完するものでもある。
ローコードワークフロー開発ツール「Flow Orchestrator」は、Einstein Automateを構成する重要なパーツだ。人工知能(AI)を使用し、プロジェクトやプロセスを効率化する。また、ドラッグ&ドロップインターフェースを用いて、複雑なマルチユーザープロセスや承認作業を自動化する業務プロセスをユーザーが作成できる。
「MuleSoft Composer for Salesforce」は複数のアプリやデータフローを接続し、あらかじめ用意されたコネクターやテンプレートのライブラリーを活用することで、ワークフローの迅速な自動化を可能にする。
「Salesforce AppExchange」では、同社のノーコードツールである「OmniStudio」のほか、700を超える自動化ツールが提供されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。