■基幹業務システム統合で計画されたストレージ増強■
銀行系リース会社の「財務」を切り口としたノウハウと、商社系リース会社の「モノ」「商流」を切り口としたノウハウを結集・融合し、付加価値の高いサービスを提供する三井住友ファイナンス&リース株式会社は、企業合併にともない迅速な基幹業務システム統合を計画。その一環として立ち上がったのが、能力増強を目的としたストレージリプレースプロジェクトだった。選定にあたって複数の製品が候補に上ったが、価格、信頼性、安定性、パフォーマンスという総合的な観点から、EMC Symmetrix DMX-4が選択された。大幅なITコスト削減を実現するとともに、ミッションクリティカルな業務データの迅速で万全な管理体制も確立した。
■時代を先取りした高付加価値サービスで社会に貢献■
銀行系リース会社の「財務」、商社系リース会社の「モノ」「商流」を切り口としたノウハウ。その両者を融合したまったく新しいタイプのリース会社、それが三井住友ファイナンス&リース株式会社だ。
時代を先取りし、付加価値の高いサービスを提供することで社会に貢献することを企業理念としており、顧客を取り巻く環境の変化を常にいち早く察知して、既存の形にとらわれない柔軟な発想で事業展開を推進している。
同社はまた、EMC製品を導入する顧客企業にファイナンスサービスを提供する戦略的ファンデイングパートナーでもある。
■業合併を契機に基幹業務システム統合を推進■
三井住友ファイナンス&リース株式会社は、三井住友フィナンシャルグループと住友商事グループのリース事業を戦略的に統合する形で誕生した。2007年10月のことだ。この合併は、冒頭でも触れたように、三井住友フィナンシャルグループが持つ財務ソリューション提供力を活かした銀行系リースの顧客基盤・ノウハウと、住友商事グループが持つ多様なバリューチェーンを活かした商社系リースの顧客基盤・ノウハウの結集・統合で、国内シェアナンバーワンのリース事業体制の確立をめざして行われた。
これにともない、両社の基幹業務システム統合プロジェクトが計画的かつ段階的に進められていった。まずは、2008年10月にシステムブリッジを目的とした「Day1.2プロジェクト」が完成。続いて2009年4月をゴールに、システムの完全統合をめざした「Day2プロジェクト」が立ち上げられた。この統合では、リース事業の基幹業務である顧客、契約、物件の管理システム、また見積、契約、申請、審査、検収、請求支払い、延滞、条件変更、解約、期日管理、自己査定、保険、会計などの諸業務の管理システム、さらにはこれらの業務を支援する情報系システム一切がスコープに含まれ、ハードウェア、ソフトウェアの増強投資が行われることになった。システム開発を除いたこの投資額は約6億円で、システム開発のトータル工数は約3,000人月という大規模プロジェクトである。
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