このホワイトペーパーは、EMCコーポレーションが提供しているホワイトペーパーの日本語翻訳版です。
■目的■
この「高度なテクノロジー」ホワイト・ペーパーでは、EMC PowerPath/VE 5.4のテスト済みの機能およびパフォーマンスを向上させるためのテクノロジーを説明します。
また、EMC PowerPath/VEのパフォーマンスと信頼性を、次のVMware NMP(Native Multipathing)テクノロジーのパフォーマンスと比較しています。
・ MRU(Most Recently Used)
・ 固定
・ ラウンド・ロビン
■対象読者■
このホワイト・ペーパーは、ITプランナ、仮想化アーキテクト、管理者など、EMCプライベート・クラウド環境の評価、取得、管理、運用、設計に携わっているEMC社員、パートナー、お客様を対象としています。
■エグゼクティブ・サマリー■
【ビジネス・ケース】
データセンターのマネージャは、次を実現する手段として仮想化を利用します。
・ コストを削減する
・ 効率性を向上させる
・ 必要なサービス・レベルを提供する
仮想データセンターでは、物理サーバ統合によって次が実現します。
・ データセンターの貴重なフロア面積を再利用する
・ より高い使用率を実現する
・ 運用効率を上げる
・ リソースおよびアプリケーションの可用性を向上させる
仮想データセンターが拡大すると、サーバとSANストレージ・リソース間の物理接続がさらに重要になります。
【製品ソリューション】
EMC PowerPath/VEは、VMware NMP(Native Multipathing)と比べて、より優れたパフォーマンスと信頼性を提供します。PowerPath/VEによって次が実現します。
・ 優れたロード・バランシング
・ 迅速なパス・フェイルオーバー
・ デバイスの優先順位付けテクノロジーの向上
PowerPath/VEは、次の機能によって仮想データセンターを強化します。
・ FCおよびiSCSIの両方を介したパフォーマンス予測
・ VMware NMPよりさらに優れた信頼性
・ フェイルオーバーおよびフェイルバック機能
【重要な結果】
EMC PowerPath/VEテストの結果を次に示します。
・ PowerPath/VEは、FCまたはiSCSIを使用して複数のパスにわたって優れたロード・バランシングのパフォーマンスを提供する。PowerPath/VEは、追加構成なしですべてのデバイスI/O、パス選択、フェイルオーバーをシームレスに統合し制御する。
・ VMware NMPでは、特定の構成パラメータを指定してパフォーマンスを向上させる必要がある。
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2012-10-31