【EMCジャパン Tech Communityサイト】仮想デスクトップのためのEMC Celerra ユニファイド(IP)・ストレージ

EMCジャパン株式会社

2010-03-31

■仮想デスクトップがもたらす変化■


物理デスクトップでは、ハードディスクの故障やセキュリティのルールなどが、日常業務に負担になってきたことから、柔軟性の高い仮想デスクトップに移行しようという動きが出てきた。仮想デスクトップを導入することで、大きく分けて4つのメリットが得られる。1つ目は「情報の集中管理」だ。物理環境では1台のマシンでOS、アプリケーション、データを管理していたが、仮想デスクトップに変更することで、データのみを分離することができる。これによって、情報漏えいのリスクを低減したり、ハードウェアが故障してもデータを失うことがなく、トラブルを回避できる。2つ目は「PCの標準化」だ。企業の中にはデスクトップやノートなどのスタイルの違うPCや、さらにはメーカーが違っているものが混在していることが多い。IT管理者はこれらのハードウェアごとに個別のイメージを準備しなければならなかったが、仮想デスクトップでは、単一のイメージやユーザーの利用用途ごとに区切って管理できる。3つ目はPCの標準化で実現できる「デスクトップの集中管理」だ。たとえば、既存環境ではパッチ処理などはユーザー依存で行われていたが、仮想デスクトップなら、ユーザー・データを単一のボリュームとして集中管理できる。最後は「ビジネス要求への対応」だ。たとえば、人員が増えたり減ったりする場合には、PCを調達・償却しなければならないが、仮想デスクトップを使えば、すぐに対応することができる。また、遠隔地でPC管理者がいないところでも、仮想デスクトップを使えば中央で管理できるので、安全なリモートアクセスが可能だ。


実際に、仮想化技術はサーバの仮想化を中心に年率20%で伸張している。仮想化デスクトップについても、着実に伸びており、2013年にはクライアント PCの30〜35%は仮想化環境で動くと予測されている。それを象徴するようにISPでは仮想デスクトップを月額数千円で提供できるサービスを提供しているところも登場している。


■仮想デスクトップ運用と設計のポイント■


では、仮想デスクトップはどのようにして実現されるのだろうか? 実際にVMwareを使った仮想デスクトップ環境を例に紹介していこう。ここでは、仮想化デスクトップの構成要素を6つに分類する。まず、ユーザーのPC。既存のPCには、OS、アプリケーション、ユーザーが作成したデータが収められていたが、仮想デスクトップ環境では既存のPCとしても利用できるほか、ハードディスクを抜いて仮想デスクトップ専用のビューアを格納したUSBドライブなどで起動したり、仮想デスクトップからネットワークブートするなどの起動方法がある。ユーザーPCと仮想デスクトップを結ぶものにコネクション・ブローカーがある。この装置は、ユーザーからの接続要求が来ると、アクティブディレクトリのデータベースを参照し、各ユーザーの仮想デスクトップに接続したり、CAD や画像処理などの処理の重いアプリケーションを使っているユーザーには、ブレードPCやリモート・ワークステーションに接続する。もうひとつの接続形態としては外からのアクセスがある。


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