【EMCジャパン Tech Communityサイト】次世代のメール・アーカイブ・ソリューション SourceOneによるITコストの削減

EMCジャパン株式会社

2010-09-01

■40,000ユーザーを擁するEMCが追求したメール・システムのベスト・プラクティスとは?■


このセッションでは、メール・システムの最適化事例として、EMCが自らの問題をどのように解決したかを紹介させていただきます。


最初に、EMCという会社のプロフィールを簡単に説明させていただきます。EMCは米国マサチューセッツ州ホプキントンに本社を構えており、従業員は40,000人以上、そのうち40%以外が米国以外に在籍しており、世界各国に400の営業拠点を有しています。


また当社の大きな特徴の1つとして、企業の革新性を保つために継続的に投資を続けているという点があります。2003年以降、約90億ドルをかけて40の戦略的企業買収を行っており、実は今日ご紹介するEMC SourceOneも、Documentumを中心とするInformation Intelligence Groupという事業部に属しており、EMCはこのDocumentumを2003年に買収しております。ほかにも代表的なところでは、仮想化ソフトウェアのVMwareを2004年に、セキュリティのRSA Securityを2006年に、昨年は重複排除技術で知られるData Domainを買収しています。こうした戦略的企業買収によって、現在ではストレージ製品の提供のみならず、企業の情報インフラストラクチャの全体最適化を支援できる体制が整いました。仮想化、システム統合、バックアップ、災害対策といったさまざまなテーマに対して、戦略立案から実装、運用までトータルにサポートさせていただいています。


しかしながら、これだけグローバルにビジネスを展開し、さまざまな企業買収を重ねてきたために、実は業務メールシステムの運用においては多数の課題が浮上していました。40,000人以上の従業員がExchange/Outlookユーザーとして存在し、世界400拠点に数百台のExchangeサーバが分散。また、それらのサーバは多言語環境で運用され、管理形態もさまざまでした。メールボックスの容量はあまり余裕を持って割り当てられておらず、多くの環境で1人当たり100メガバイト以下という状況でした。そのため、エンドユーザーの生産性は大きく低下していたのです。


さらにEMCでは、PSTファイルに関わる問題が深刻でした。PSTファイルというのは、Exchange/Outlookユーザーがサーバのメールボックスからメールをコピーして、ローカルのハードディスクに置くときに作成するファイルです。その分サーバのメールボックス容量が空けられるので、Exchange/Outlookユーザーはよく利用するのですが、EMCでは16万個以上のPSTファイルがあり、これらの合計容量は56テラバイト以上にも及んでおりました。1人当たり平均4つのPSTファイルを持っていたことになります。


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EMCジャパンのTech Communityサイト (»リンク) では、ストレージや情報管理に関する最新技術を多数紹介しています。

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