せっかくのVDI環境、「普通のPC」で使ったらもったいない!

「仮想デスクトップ環境(VDI環境)を構築しながら、クライアントには通常のPC(ファットクライアント)をそのまま使う」――。これは、セキュリティと経済効率の両面で賢明な策とは言いがたい。VDI環境で使うなら、やはり、ディスクレスでWindowsのインストールが不要な端末が最適だ。使って見て初めて得られるシンクライアント専用端末のメリットを、本稿で解説したい。

VDIの「いいところ」を、100%引き出せる端末を考えよう!

 言うまでもなく、「VDI(Virtual Desktop Infrastructure:仮想デスクトップ・インフラストラクチャ)」の本質的な導入メリットは、セキュリティも含めたシステム運用管理の効率化にある。

 VDIは、サーバサイドの仮想環境(ハイパーバイザー)上にデスクトップOSを集中配備させ、デスクトップ画面(システム操作画面)のみをクライアントに送信する仕組みだ。この仕組みにより、業務システムのデスクトップ環境をデータセンタ側に集め、その変更・更新の作業をIT管理者が一極集中のかたちで進められるようになる。つまり、多数のクライアント環境の保守と運用管理を、必要最低限の手間と人手でこなすことが可能になるわけだ。また、デスクトップ環境に必須のセキュリティ・ツール(ウイルス対策ソフトウェアなど)の適用や更新も、サーバサイドで一括して行うことが可能になり、運用管理の効率が良い。

 加えて、VDI環境では、デスクトップ画面の「受像器」として機能する端末であれば、基本的にどのような端末でも、業務システムのクライアントとして用いることができるので、便利だ。単純化して言えば、Windows OSを実装していないスマートフォンやタブレットも、Windowsアプリケーションを操作するための端末として(受像器として)機能させることができるわけだ。これはすなわち、業務システムの操作環境がユーザ側の端末(ハードウェア)から分離され、「端末の機種変更や端末OSの更新による業務システムへの影響をゼロにしうる」ということを意味している。

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