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クラウド事業者選択の鍵、それは"エコシステム"だ!

ZDNET Japan Ad Special

2014-05-30 17:00

 ニッポンの典型的な中堅製造業のモリヤマ製作所。ただひとつ、一般的なSMBと違うところがあるとしたら、曲がりなりにもITの専門部署である「社内情報サービス室」が置かれているところだろう。もっともその実態は、室長という名のIT便利屋であるカワシマとその上司であるナカタニ部長(IT音痴、総務部長兼任)、そして1週間前に営業から押し付けられた謎の中途社員のオオクボという非常に頼りなげなものだった。だが上層部からムチャぶりされた「Windows Server 2003全リプレース案」をきっかけに、カワシマはオオクボが実はかなりの業務ITの経験を積んでいることを知る。社内で孤独な存在だったカワシマに、ようやく同じレベルで話せる仲間があらわれたようだ。

悩んだ末に選んだファイルサーバの代替は「Fileforce for NIFTY Cloud」

Fileforce for NIFTY Cloud
Fileforce for NIFTY Cloud

 社内でのWindows Server利用状況をひと通り調査し、今後のIT運用を見据えた結果、カワシマはファイルサーバの救済を主眼に置いたリプレースを進める方向性を固めた。そしてWindows Server 2003に代わって「ニフティクラウド」のオンラインファイル共有管理システム「Fileforce for NIFTY Cloud」を選んでみた。ニフティクラウドには「ハコクラ」シリーズという、ファイルサーバやメール専用ホスティング、メッセンジャーなど個々のニーズに特化したサービスをクラウドで手軽に利用できるラインナップが用意されている。名前の通り「箱に入ったクラウドサービス」という感じで、クラウドをまるでパッケージ製品のように導入することが可能だ。Fileforceはデザイン部が扱う設計図面ファイルや写真/動画といったメディアファイル、営業部が作るExcelやWordの資料、総務部の人事ファイルなどもすべてクラウド上で管理することを可能にする。しかもPCだけでなく、モバイルからのアクセスも可能となる。ファイルの保管先はニフティクラウドなので、拡張性も問題ない。もちろん、上層部が気にするセキュリティに関しても、ファイルの暗号化やワンタイムパスワードによる二要素認証など十分に考慮されている。何より、一般ユーザはいつも使っているPCから別のディスクの中身を確認する感覚でFileforceを利用できる点が大きい。ITリテラシが高くない組織では、使い勝手に大きな変化がないということは非常に重要なポイントだからだ。インタフェースも見やすくて使いやすいので、移行に際しての混乱も少ないだろう。さらに、モバイル活用という新しい働き方を見据えた前向きな情シス刷新として、上層部からの期待も高まるはずだ。

 「ニフティのFileforceですか。オンライン共有ストレージに絞ったわけですね。悪くないと思います。ユーザの使い勝手はWindows Server 2003とたいして変わらないでしょう。むしろ良くなるんじゃないですか」- カワシマの案を聞いたオオクボはそうコメントした。オオクボと話ができるようになってからというもの、カワシマの業務効率は明らかに上がった。コイツ、前職では何をしていたんだろう…、仕事のスピードが上がるにつれ、カワシマの疑問も大きくなるが、余計な詮索をしすぎて気まずくなるのもよろしくない。今はリプレース案をつつがなく進めていくことが第一だ。

 「でもねカワシマさん、クラウドで本当にうまくいくかどうかは、実はやってみないとわからないことのほうが多いんです。もしかしたら今回の移行が大失敗に終わる可能性もあります。だから最低限のリスクマネジメントはしておいたほうがいいですよ」- 実はカワシマも不安に感じていた部分がなくはなかった。数十台分のファイルサーバの移行というのはカワシマにとって初めての体験であった。なのでリプレース案では、比較的データ量の少ない総務部のリソースを先に移行し、次に営業部、デザイン部、…と段階的なリプレースを図るつもりでいる。段階的と言ってもあまり時間はないが、一斉に大移動するよりは安全性も担保できるだろう。

「小さく始めて、徐々に拡大できるところがクラウドのメリットですからね。その案はいいと思います。ITにあまり詳しくないナカタニ部長のような人がクラウドになじむことができるかを最初に見ておくのも、いいリトマス試験紙になるかと。ダメだったらすぐやめることも簡単ですしね」- そう、クラウドのいいところは、小さく始めて大きく育てることも、すぐに始めてすぐにやめることも自在な点だ。社内からのさまざまなクレームの嵐に苛まされてきたカワシマにとって、インフラをスケーラブルに扱えるというクラウドのパワーは、社内のクレームの半分以上を解決してくれそうな強い味方に思える。

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