スマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスが急速な普及拡大を続ける中、多くの企業が「モバイルファースト」の考え方に基づいたビジネスモデルの変革を模索している。それに伴い、いま、ITの世界では「エンタープライズ・モビリティ」の動きが強まっている。データベースやERP、ミドルウェア、Javaを中心に、世界中の企業の基幹情報システムを支えているオラクルでも同様に、「モバイル」に注目し力を入れている。
「2015年までにモバイルアプリケーション開発プロジェクトとPCプロジェクトの件数比は4:1になる」とオラクルは分析。同社が取り組むのが、既存IT投資を最大限利用するための包括的なオラクルのミドルウェアで構成する、モバイル・プラットフォームの展開だ。
その柱は3つ――モバイル固有要件への対応、既存システム機能の再利用、モバイルセキュリティの担保である。注目すべき領域の1つはモバイルアプ リケーション開発プラットフォーム。Javaを利用した開発基盤でありながら、iOSやAndroidといった複数のプラットフォームに対応した アプリケーションを容易に開発できる基盤だ。
また、既存システムの機能を再利用するという観点から、SOAの技術もこのプラットフォームの中では同時に用いられている。顧客や商品のデータの 呼び出しを簡素化することで、モバイル向けのアプリケーションをさらに用意に開発できる。総合力を持つオラクルならではの強みと言えるだろう。
気になるセキュリティ面にも余念がない。モバイルからのアクセスを社内システムにシームレスに繋げる仕組みを提供することに加えて、ユーザーのアクセス履歴、デバイスの特徴などを把握することで強固なモバイルセキュリティを担保する基盤も提供している。
オラクルなしのエンタープライズITは考えにくいとさえ言える中、同社のモバイル・プラットフォーム戦略を特集で伝えていく。
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- Oracle Mobile(英語ページ)
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