Intel(R) Xeon(TM) Processor Family for Servers Tech Overview

　サーバ用途向けインテル(R) Xeon(TM) プロセッサ・ファミリは、今日のインターネット、e-Business、企業向けサーバ用のアプリケーションでコンピューティング性能とスループットを高める画期的なテクノロジを採用しています。インテル(R) i486(TM)マイクロプロセッサには、高度なキャッシュ機能やパイプライン処理を追加して、特定のクロック・サイクル内でプロセッサが実行できる命令の数を増やしました。インテル(R) Pentium(R) プロセッサに移行後は、スーパースケーラ技術を開発して、並列処理可能な命令数を増やし、実行スループットをさらに高めています。また、インテル(R) Pentium(R) Pro プロセッサの登場によってマルチプロセシング・テクノロジが実現し、複数のプロセッサ上で複数のソフトウェア・スレッドを同時に実行できるようになりました。インテルが開発した以上の革新技術はすべて、サーバ機能の強化にも貢献してきました。

　インテル(R) NetBurst(TM) マイクロアーキテクチャは、インテル P6 マイクロアーキテクチャと完全に互換性があるので今日の IA-32 サーバ・ソフトウェアをすべて実行できるだけでなく、先進のテクノロジがいくつか追加されています。サーバ向けインテル Xeon プロセッサ・ファミリは、2002年第1四半期に導入されたハイパー・スレッディング (HT) テクノロジや、統合キャッシュ・サブシステムを利用して、プラットフォームのメモリと I/O スループットをバランスよく向上させています。最近強化された点としては、周波数の継続的な増加、インテル Xeon プロセッサ MP での1MB または2MB の iL3 (統合 L3) キャッシュの採用、インテル Xeon プロセッサへの533MHz システムバスの導入があります。このような革新的なテクノロジの強力な組み合わせによって、DP (デュアルプロセッサ) と MP (マルチプロセッサ) のいずれかをベースにしたサーバ環境にも適する、バランスのとれたプロセッサとサーバ・プラットフォームが実現し、高いレベルの性能とコスト・パフォーマンスがさまざまな分野の企業にもたらされます。