世界各地のニュースを提供するインターナショナル・ヘラルド・トリビューン(現インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ)は、世界各国に37の支局と1200人超の特派員を擁する報道機関だ。同社は、数々の報道賞の受賞を誇ることでも知られるが、その新聞製作工程には解決すべき大きな課題があった。
毎日の納期厳守のため製作工程を自動化するには、取材や編集、購読者への配信などの各工程を連携させる必要があった。しかし、各工程の効率性は、自動製作システムのパフォーマンスに依存するため、いずれかの工程で中断が発生すれば、製作プロセス全体が停止する可能性があったのだ。
そこで同社は、ITインフラを再構築するだけでなく、パフォーマンスや可用性に影響を及ぼす可能性のある問題を特定し、迅速にトラブルシューティングできるようにした。そのために採用したパフォーマンス管理方法とはどのようなものか。さらに詳しく見ていこう。
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