本資料はリサーチ分析を専門とする米国Neovise社のホワイトペーパーをクラウディアン株式会社が日本語訳したものです。「オブジェクトストレージ」の概要、利点、そのビジネス要件と技術要件について知ることができます。
「はじめに」の一部をご紹介します。
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サービスプロバイダーにとって、クラウド・コンピューティングの隆盛は、脅威でもあり機会でもあります。共有型と専用型のホスティング・サービスは、いずれもが従量制課金とAPI経由の自動操作を提供する様々な新興クラウドサービスに攻撃されています。 Amazon Web Services (AWS) がもたらした新種の競争環境は、単に新規市場を創るだけではなく、確たる地位を築いたプロバ イダーから使用料を吸収しています。素早く対応しないプロバイダーは、収入減少又は陳腐化という可能性に直面します。
良いニュースは、クラウドサービスは新規顧客を獲得し収入増加をもたらす大きな可能性もあるということです。しかし、対抗するために、既存のサービスプロバイダーは、自身のクラウドサービス展開にむけ素早く動かねばなりません。クラウドサービスを提供するレースはすでに進行中です。2012 年の上半期、Neovise は世界の大手ホスティング・プロバイダー 500 社のリサーチを完成しました。このリサーチでは、このうち 229 社、すなわち 45.8% がすでにクラウドベースの infrastructure-as-a-service(IaaS)を提供していることが明らかになっています。
サービスプロバイダーは IaaS に群がっていますが、storage-as-a-service(STaaS)は、見過ごすべきではないクラウド・コンピューティング市場のもうひとつの巨大セグメントです。STaaS に対する需要は、ビデオ、モビリティ、ビッグデータ、ファイル共有、クラウ ド・コンピューティングそのものといった流行により、指数的に増加しています。これらの成長し続けるニーズに応えるため、数種類のクラウドストレージサービスはオンラインとなっています。オブジェクトストレージは、STaaSと IaaS の根底となる低コスト、永続 性、信頼性のあるデータストレージ基盤を提供することから、これらの新しいストレージ・サービスのなかでおそらく最も重要です。
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