本資料はIBM と Ponemon により実施された、第9回年次『情報漏えいのコストに関する調査:グローバルな分析』の公開資料となります。本調査結果によると、参加企業における情報漏えいの平均総コストは15%増加し、350万ドルとなり、さらに機密情報や社外秘情報が含まれる、紛失または盗難に遭ったレコード1件当たりに支払われた平均コストは2013 年の136ドルから9%以上増加し、145 ドルとなりました。
また本調査では、調査の参加企業の経験に基づき、紛失または盗難に遭ったレコードの件数と、企業の業種という2つの要因から情報漏えいの確率を予測できると考えており、今後24カ月間に企業で情報漏えいが 1 回以上発生する可能性に、初めて着目しました。
また本資料においては調査結果より、10,000件以上のレコードの情報漏えいが生じる可能性が高い地域、逆に情報漏えいが生じる可能性が最も低い地域などにも言及されています。
なお、本年の調査には、米国、英国、ドイツ、オーストラリア、フランス、ブラジル、日本、イタリア、インド、そし
て初のアラブ地域(アラブ首長国連邦とサウジアラビア)から成る 10 カ国を代表する 314 の企業が参加しました。参加企業はいずれも、被害レコード数が約 2,415 件から 100,000 件強の情報漏えいを経験しています。また注意すべき点は、この調査で明らかになったコストは仮定のものではなく、実際の情報漏えいインシデントにより生じたコストであるということです。これらの数値は、調査の対象企業の 1,690 人の個人に対して 10 カ月間にわたりインタビューを行った際に提供された概算コストに基づいたものです
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