米州立大学としてもっとも古い歴史を持つノースカロライナ大学チャペルヒル校。世界でも有数の高い教育水準と研究で知られていますが、同校でWeb開発とコンテンツ配信環境を担うITサービス(Information Technology Service:ITS)のミドルウェアサービスグループでは2014年当時、大きな課題を抱えていました。
課題の中で一番大きかったのは、レガシーな環境によって生じる数々の制約です。老朽化したWebサーバでは共通のストレージシステムにおいてわずかな主要言語しか選べず、必要なツールのインストールやセットアップも容易ではありません。しかし、ユーザーの要求を満たす明確な基準が存在していなかったため、度重なるサーバのプロビジョニング要求に応えることもできなかったのです。また、外部ベンダーを採用した場合はセキュリティ上の懸念が増す、追加費用が発生する、システム管理の複雑化を招く可能性がある、といった点も不安材料のひとつでした。
そこでITS ミドルウェアサービスグループでは、1箇所から容易に集中管理ができるアプリケーション開発用の統合プラットフォームを求めて検討を開始。すべての条件を満たすものとして、Red Hatの「OpenShift Enterprise」を用いた相互運用可能なPaaSへの移行を決定、実施したのです。これにより、より革新的なキャンパスコミュニケーションの実現に向けた柔軟な開発およびホスティング環境の提供が可能となり、結果としてイノベーションの促進や安心感の向上が得られました。
本資料では、同校がOpenShift Enterpriseを採用した経緯や具体的な効果などを詳しくご紹介していますので、ぜひご一読ください。
ホワイトペーパー