重要なファイルなどを勝手に暗号化してしまい、攻撃者が復号を条件に“身代金”を要求するランサムウェアによる被害が世界中で急増している。米国のFBIによると、ランサムウェアの攻撃者は、2016年の最初の3か月間だけで2億900万ドル(約300億円)を超える身代金を受け取っているという。その攻撃による被害額は、2015年一年間の合計額の10倍にものぼるというから驚異的だ。またこの攻撃による復旧費用や、会社のブランド価値の低下による損出を含めると、現在のランサムウェアがもたらす被害額はこれよりも遥かに驚愕なものへと膨れ上がっていることは想像に難くない。
本資料の冒頭では、ランサムウェアによって深刻な被害を被ったある公的機関の被害の実態を皮切りに、ランサムウェアが急増している理由や、モバイル端末を対象にした新しい脅威であるモバイルランサムウェアについての解説、さらに攻撃を受ける前、受けている時、受けた後、それぞれの視点でランサムウェアを防止するための指針が収められている。
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