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【第2回】〜テストにより実証されたSolarisの能力:アプリケーションのパフォーマンスを十二分に引き出す基盤としての実力と実績〜

第2回:〜テストにより実証されたSolarisの能力:アプリケーションのパフォーマンスを十二分に引き出す基盤としての実力と実績〜

Solaris 10はSunのSPARCプラットフォームだけでなくx86プラットフォームでも動作する。昨今、システムの高性能化、低コスト化が図られる中で、「x86&Linux」という選択肢を検討するケースも増えてきているが、性能の差は如何ほどであろうか。今回はx86/x64プラットフォーム上で、「Solaris 10&Oracle RAC」でのパフォーマンス検証を行った伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)のITエンジニアリング室 プラットフォーム技術部長代行兼DB技術課長 宮田武氏とITエンジニアリング室 プラットフォーム技術部 サーバ技術課 課長 小泉利治氏、そして日本オラクル株式会社(以下、オラクル)アライアンス営業統括本部 グローバルアライアンス営業本部 グローバルアライアンス営業部 ディレクター 島田淳氏、3人に話を聞いた。
 

クラスタリングによる性能向上とコスト削減が市場のニーズ

 まず、今回の検証のバックグラウンドについて、宮田氏は次のように説明してくれた。

 「現在はシステムのコスト削減が期待されています。その中で、高パフォーマンスの大型ハードウェアを導入するのではなく、個々のパフォーマンスは大型ハードウェアに及ばなくても、多くのノードを利用してクラスタリングを行うことで、処理性能と信頼性を確保しようというのが、トレンドになっています」

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ITエンジニアリング室 プラットフォーム技術部長代行兼DB技術課長 宮田 武 氏 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
ITエンジニアリング室
プラットフォーム技術部長代行兼DB技術課長
宮田武氏

 これは、x86プラットフォームの性能が向上したことで、クラスタリングによってエンタープライズサーバ並のハイパフォーマンスを低コストで実現できるようになったということだ。確かにハイエンドUNIXサーバはPCサーバより処理能力も高いし、単体での信頼性も非常に高い。しかし、障害が発生すると、即座にサービスダウンにつながってしまうのが問題だ。高価であるが故に予備機を準備しておくことも難しい。

 それに対してPCサーバは単体でのパフォーマンスや信頼性はUNIXサーバに及ばないが、クラスタリングによってノード数を増加することでパフォーマンスを確保できるのであれば、ハイエンドUNIXサーバ並みの能力を安価に確保できる。また、個々の信頼性は劣っていても、クラスタリングによって複数のノードが互いに補うことになるので、故障が即サービスダウンとはならないのだ。

 「今回は、その中でも業務でよく利用されるOracle RACを利用したクラスタリングについて、Webショッピングサイトを想定した環境において、さまざまな高負荷環境の中でSolaris 10がどれだけのパフォーマンスを発揮するのかを検証しました」と宮田氏は続ける。

ノード数追加によるスケーラビリティが高いSolaris 10

 今回の検証は、4つの評価ポイントを設定したという。第1のポイントは、最大8ノードまでノード数を追加し、トランザクション量の推移からスケーラビリティを確認することだ。

 結果は8ノードまで、ほぼリニアにトランザクション数が伸びている。

ノードの増加に応じてトランザクション性能が伸びをみせる

ノードの増加に応じてトランザクション性能が伸びをみせる
※クリックすると拡大します

 宮田氏はこの結果に関して「OracleRACはスケーラビリティが高いため、システムを構築する際にそのパフォーマンスが推測しやすいという特徴があります。Solaris 10 on x86の環境においても、8ノードまで素直にトランザクション数が伸びることが確認できました。この点において、従来のUNIXやLinuxと遜色ないパフォーマンスを発揮すると言えます」と語る。

 第2のポイントは、ノードに障害が発生したクラスタのノード数が縮退した環境を想定し、ノード数ごとのレスポンスタイムの変化を測定している。

ノード数が減少するほど、縮退時のレスポンスタイムの影響が大きくなるのが分かる

ノード数が減少するほど、縮退時のレスポンスタイムの影響が大きくなるのが分かる
※クリックすると拡大します

 この結果により、ノード数が少なくなるほど、レスポンスタイムは遅くなることが分かる。 「この結果は、我々の予想通りでした。クラスタリングを行う際、元のノード数が少ないほど、縮退が発生した際のパフォーマンス劣化が大きいということです」(宮田氏)

 
 
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