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第9回:ついに動き始めたSolaris Community for Business 〜Solaris on x86のビジネスの拡大のために〜

第9回:ついに動き始めたSolaris Community for Business
〜Solaris on x86のビジネスの拡大のために〜

Solaris Community for Business(以下、SCB)は「ROI向上やTCOの削減」「堅牢性や運用継続性の強化」「強固なセキュリティの実現」の3つをポイントに、Solaris on x86の有効性を啓蒙し、高付加価値OSとしての独自性を確立することで市場シェアの拡大を目指すことを目的に、2007年11月に発足した
また、2008年1月には第1回総会が開催され、本格的な活動もスタートした。今回は、このコミュニティの主幹事企業である3社(伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、新日鉄ソリューションズ株式会社、株式会社電通国際情報サービス)に、発足までの経緯や今後の狙いについて話を伺った。
 
Solaris on x86の認知度の向上とビジネス環境を整えることが目標

 これまでの連載で見てきたように、Solaris 10の各機能はビジネスシーンにおいて高い優位性を持っている。高付加価値のOSとしての認知と普及を目的としているこのコミュニティの発足について、どのような経緯があったのだろうか。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 ITエンジニアリング室 室長 藤岡良樹氏 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
ITエンジニアリング室
室長
藤岡良樹氏

 SCB主幹事企業である、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の藤岡氏は「当コミュニティの発足に関しては、2007年の5〜6月頃に、サンさんからお話しを頂いたのがきっかけでした」と振り返る。

 「ちょうどその頃アメリカで、IBMさんがSolaris 10のOEMを行うという話があり、私たちの調査でもx86プラットフォーム上でSolaris 10の利用数が増加している傾向が見られました。例えば一部の金融系システムではSPARC SolarisからLinuxに移行したシステムを、今度はx86上のSolaris 10に移行するという例があったと聞いています。これに対し、日本国内でのSolaris 10が利用されているケースはまだ少ないかなと感じておりました。この理由について、新日鉄ソリューションズさんや電通国際情報サービスさんとお話ししたところ、外部への情報のアウトプットが不足しているのではないかと考えました」(藤岡氏)

新日鉄ソリューションズ株式会社 ITインフラソリューション事業本部 業務役員 ITエンジニアリング事業部長 大城卓氏 新日鉄ソリューションズ株式会社
業務役員
ITインフラソリューション事業本部
ITエンジニアリング事業部長
大城卓氏

 さらに、「利用ユーザーがまだまだ少なくアプリケーション開発のための情報も多くないため、x86上のSolaris 10対応のビジネスアプリケーション増加については発展途上だと言えるでしょう。その結果、新規利用を検討しているお客様が導入を躊躇しているのではないかと考えました。このような現状を打破するためには何かアクションを起こさなければいけない。そこで、SIerやISVが団結してSolaris on x86の利点や最新の情報を外部へアウトプットすることで、利用促進を図る事ができればと思い、発足しました」と新日鉄ソリューションズ株式会社の大城氏は話を継ぐ。

株式会社電通国際情報サービス エンタープライズソリューション事業部 コンサルティング4部 シニアコンサルタント 古渡大輔氏 株式会社電通国際情報サービス
エンタープライズソリューション事業部
コンサルティング4部
シニアコンサルタント
古渡大輔氏

 「私のメイン業務はコンサルタントですので、お客様の要望を踏まえた提案を行っていますが、x86プラットフォームのSolaris 10はお客様への認知度はまだ低い現状があり、提案を行う際に実績の点で不利になることがあります。そういった点の解決にもなればと思います」と、株式会社電通国際情報サービスの古渡氏も補足する。

 こうして、SIerやISVが共同し、Solaris on x86のソリューションの紹介や、ソフトウェア開発のためのノウハウを共有するなどしてSolaris on x86の知名度の向上とビジネス環境の構築を行うコミュニティを立ち上げることになったのだという。

第1回総会の様子。総勢35社の代表者が集結した。 第1回総会の様子。総勢35社の代表者が集結した。
 
 

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