IDT、エルピーダメモリのFB-DIMMにAMBを提供

日本IDT株式会社

2006-11-07 15:00

大手半導体ソリューションサプライヤのIDT(Integrated Device Technology, Inc.、本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、Nasdaq:IDTI、以下 IDT)は本日、エルピーダメモリ株式会社(本社:東京都中央区、以下エルピーダメモリ)のFully-buffered DIMM(FB-DIMM)製品群に、IDTのAMB (Advanced Memory Buffer)が採用されたと発表した。IDTのAMBデバイスは、次世代のサーバやワークステーションをターゲットとするエルピーダメモリのFB-DIMMデバイス(512MB、1GB、2GB、4GB)に搭載されることとなる。

エルピーダメモリのサーバ & PC Division執行役員である越丸茂氏は「次世代サーバ向け要件を満たすためには、我々のメモリ容量と速度を高めるための取り組みもさることながら、高い能力を持つベンダとの密接な協力が必要不可欠です。Intelの認証が示すとおり、IDTのAMBデバイスはすでに確立された技術を基盤としており、また大容量FB-DIMMに必要な温度センサなど、多くの独創的な機能も備えています。IDTはAMBを市場に出した最初のベンダとして、FB-DIMM向けメモリ・インタフェース技術の開拓を続けています。今後とも当社がメモリ・インタフェース・ソリューションを導入する際には、IDTの製品は重要な選択肢であり続けるでしょう」と述べている。

IDTタイミング・ソリューション事業部シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャのジミー・リー(Jimmy Lee)は「当社は最初のAMB製品を2004年12月にサンプル出荷して以来、技術面において大きな進歩を遂げています。今回のエルピーダメモリの採用は、市場におけるIDTの先進的な位置付けを示しています。次世代サーバおよびワークステーション向け用途の中核となる製品の開発に関して、特に品質面において高い評価を得ているエルピーダメモリと協力できたことを嬉しく思います。エルピーダメモリの4GBFB-DIMMは、フル構成の8スロット、2チャンネル(16-DIMM、64GB)においても安定した動作を行うなど、高い信頼性を持っています。サーバおよびワークステーション市場からの新たなニーズに対し、今後ともエルピーダメモリと協力していけることを期待しています」と語っている。

ソリューションについて

エルピーダメモリのFB-DIMM製品群に搭載されるIDTのAMB(IDTAMB0480A5R)は、システム内でFB-DIMMからのデータ収集や伝送を行い、FB-DIMMまたはメモリ・コントローラからチップ内のバッファにデータを受け取るほか、バッファに集めたデータを他のFB-DIMMに転送する。このFB-DIMM上のAMBを基点とした独自のチャネル構造(ポイント・トゥ・ポイント)を採用することで、システム内チャネル上に多数のDIMMを配置し、大容量化の実現が容易となる。すでにエルピーダメモリは、IDTのAMBを利用し4GB FB-DIMMの開発、64 GB(16 x 4GB FB-DIMM)メモリ・アーキテクチャの構築に成功している。エルピーダメモリのFB-DIMMとIDTのAMBはいずれもサーバやワークステーション向けのIntel(R) Dual-CoreXeon(R) Processor Series 5000および5100(旧コードネーム:「Dempsey」「Woodcrest」)に対応している。


< IDT社の概要 > URL:  (リンク »)

IDTは、重要な半導体ソリューションの開発提供における世界的なリーディング・カンパニーであり、お客様の技術革新スピードの加速を支援します。通信、コンピューティング、民生といったアプリケーション分野では、性能に対する要求が絶えず進化していますが、IDTのソリューションにより、激しい変化をともなうお客様のシステム設計上の複雑な課題の解決をお手伝いいたします。

システム分野のノウハウと幅広い技術を強みに、IDTはタイミング製品やネットワーク・サーチ・エンジン、フロー・コントロール・マネジメントIC、および標準規格対応のシリアル・スイッチング製品など、必要不可欠のソリューションを提供しています。カリフォルニア州サンノゼに本社を置くIDTは、設計、製造、および販売の拠点を世界中に持っています。IDTの株式は、NASDAQ株式市場(R)において“IDTI”の銘柄で取引されています。IDTに関する更に詳しい情報については、www.IDT.comをご覧ください。

<日本IDT株式会社 について> URL  (リンク »)

日本IDT株式会社(所在地: 東京都千代田区三番町8番1三番町東急ビル7F、資本金: 1億円、代表取締役会長 神山 渡)は、米国IDT社が100%出資し1987年に設立されました。日本IDT株式会社は、お客様のイノベーションの加速に不可欠な半導体ソリューションの設計、開発、提供におけるワールドリーダーであるIDTの日本法人です。通信、コンピューティング、デジタル家電分野において、技術発展のために複雑化するシステム設計の問題解決を支援します。システムレベルの技術知識と、広範囲にわたるさまざまな技術を統合することで、IDTは、タイミング製品、ネットワーク・サーチ・エンジン、フロー・コントロール・マネジメントIC、また業界標準規格に準拠したシリアル・スイッチ製品を含め、必要不可欠な製品を提供していきます。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]