医療費の効率的配分を目的とした診療報酬改定により、急性期診療の診療報酬として、従来の出来高払い方式はなく、DPC(診断群分類別包括評価)による包括支払い方式を導入する医療機関が急増しております。千葉大学病院においてもDPCによる包括支払い方式を導入しており、これまでHISシステム(病院情報システム)の一機能としてDPCシステムを運用していました。NMSはこれを改良し、独立したシステムとして、新DPCシステムを構築します。新DPCシステムは、HISシステムや医事会計システムとの連携機能を備えており、シームレスな情報共有を実現します。
各システムとの連携機能として、HISシステムと連携することにより、各種医療行為の最新の実施情報を参照することができ、より正確で効率的なDPCコーディングが可能となります。また、医事システムと連携することにより、「DPCにて判定された診断群分類」と「医事システムに蓄積された情報」の相関チェックが容易となり、医事部門の監査時における事務作業の負担を軽減します。
また、新DPCシステムは、HISシステムに依存しない独立したシステムとなっているため、変化に強い拡張性の高いシステムとなっています。他のシステムへ影響を与えることなく、DPCシステムをカスタマイズしていくことが可能です。
NMSはDPCシステムのオンラインサービスも提供しており、今後3年間で20病院以上にASPサービスとして、提供する予定です。
用語解説
■ニイウスメディカルシステム株式会社について
ニイウスメディカルシステム株式会社は、ニイウスグループが注力する医療情報システム分野を統括するために設立された、ニイウス コー100%出資会社です。統合医療情報システムパッケージ「NIWS 統合医療情報システム」を中核に、国内外の優れた医療情報関連ソフトウェアを組み合わせて提供します。詳しくは、 (リンク ») をご覧ください。
■ニイウスグループについて
ニイウスグループは、主に金融および医療機関向けにビジネス・サーバ・システムによる情報システム構築を行なうソリューション・プロバイダーです。1992年7月の設立以来、高度なSE技術力と積極的な事業展開により、高い成長を遂げてきました。近年は、新たに医療ビジネス分野への参入やデータセンター運用体制の強化に取組んでいます。持株会社「ニイウス コー株式会社」は、グループ全体の意思決定機関として、経営のスピードと透明性の向上を図り、株主重視の経営体制を確立します。傘下の事業会社には、金融機関向けビジネスを展開する「ニイウス株式会社」、金融コンサルティング・ビジネスを展開する「株式会社ニイウス金融エンジニアリング・グループ」、医療情報システム・ビジネスを展開する「ニイウスメディカルシステム株式会社」、金融および医療ビジネスの開発全般を担う「ニイウスSE株式会社」、データセンター事業ならびにJAVA開発センター事業を手がける「株式会社ビックニイウス」があります。
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