SPSS、「SPSS Programming and Data Management」発売

エス・ピー・エス・エス株式会社

2004-09-09 10:00

~「シンタックス」による効率的な分析前のデータハンドリングを体得~
Predictive Analyticsを提唱するエス・ピー・エス・エス株式会社(以下 SPSS Japan、ホームページ: (リンク ») )は、統計解析ソフト「SPSS」のプログラミング言語である「シンタックス(Syntax)」を中心にマクロやスクリプトを用いて、分析前のデータハンドリングおよび出力の管理を効率良く行うための「SPSS」ユーザー向け解説書「SPSS Programming and Data Management」の販売を開始することになりましたので、お知らせします。
「SPSS Programming and Data Management」は、トレーニング用のコーステキストとして提供されている「SyntaxⅠ:SPSSシンタックス入門」、「Syntax II :SPSSシンタックスとマクロによるプログラミング」とは別に、煩雑なデータ準備を簡単に行いたいと望むユーザーやプログラミングでの統計処理に慣れているユーザー、サンプルデータを使用して手元で「シンタックス」を学習したいというユーザーからの要望にこたえて発刊することになったものです。体裁はB5版398頁、価格は12,600円(税込み)、9月21日からSPSSが直接販売します。なお、9月中は発売記念キャンペーンを開催し、通常12,600円(税込み)を10,500円(税込み)で提供します。

 「シンタックス」は、同じ形式のデータ分析を繰り返し行ったり、複数の表やグラフを作成する時、SPSSのメニューにあるコマンドやメニューにないコマンドの処理を実行するような時に使用されるプログラミング言語です。「貼り付け」ボタンを使用することでGUIで行った手順が「シンタックス」の構文となって自動的生成されますので、専門的なシンタックスの知識がなくても使用できることが大きな特徴となっています。
 「SPSS Programming and Data Management」では、その「シンタックス」やマクロやスクリプトを用いて、分析作業や表・グラフの作成を始める前に行われるデータの読み込みや結合方法、変換などを解説しています。添付されているCDには、約40のサンプルデータとそれに対応する130以上のコマンドシンタックス、約30のスクリプトが収録されており、変数名を変更することで、すぐに自社データに対してデータマネージメントを行うこともできます。自社データが当てはまらない場合でも、本書を参照して、データ変換などの機能を応用することにより、様々なデータ準備を行えますので、分析前のデータマネジメントの原理を理解できる有効なツールとなります。
 また、「SPSS」と「SAS」での様々なタスク処理に対するコマンドベースでのデータ管理を取り上げ、それぞれのコマンドを表記、比較し解説しています。「SPSS」と「SAS」に完全に対応するコマンドがないこともありますが、どちらのツールでも同じ結果を出すことができますので、「SPSS」ユーザーだけでなく、「SAS」ユーザーにも役立つ内容となっています。

なお、「SPSS Programming and Data Management」の主な概要は、次のとおりです。
以 上

<「SPSS Programming and Data Management」の主な概要>
■ 書 名:SPSS Programming and Data Management
■ 体 裁:B5版398頁、サンプルCD-ROM付き
■ 価 格:12,600円(税込み)、キャンペーン期間(~9月末日まで)は10,500円(税込み)
■ 発売日:2004年9月21日
■ 販 売:SPSSの直販
■ 主な内容
1.概要
 コマンド言語/マクロ機能/スクリプト機能
2.ベストプラクティスと効率化のコツ
 作業を記録するためのコマンドシンタックス/コマンドシンタックスの作成
3.SPSS へのデータの読み込み
 データベーステーブルの読み込み/複数のテーブルの読み込み
 SASデータファイルの読み込み
4.基本的なデータ管理
 分析から無効なデータを除去/重複の発見とフィルタリング
5.高度なプログラミング機能
 コマンドシンタックスプログラミング構造/ループ
6.マクロ
 マクロ展開/MS Accessからのインポート/平均の信頼区間を表す変数の作成
7.スクリプト機能
 スクリプトの起動/スクリプトのデバッグ/SPSS付属のスクリプト
8.データと結果のエクスポート
 XSLTを利用したOXMLの変換/SAS形式でのデータ保存/Excel形式でのデータ保存
9.SAS プログラマーのためのSPSS
 データの読み込み/ファイルの結合/重複の発見とフィルタリング/乱数関数

<SPSSについて>
SPSSが提唱するPredictive Analyticsは、現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すように、データをビジネス上有効なアクションに結びつけることをいいます。SPSSは、Predictive Analyticsソリューションの第一人者として、ソフトウェア製品と関連サービスを提供しています。SPSSが提供するソリューションは、企業・教育研究機関・医療機関・政府官公庁など、幅広い分野で採用されています。
1968年に設立されたSPSS社は現在、全世界で40以上の国にオフィスを構え、1,300人近い社員を擁し、2003年の売上は2億1,096万ドル。
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