SPSS、包括的分析ソリューション「SPSS ShowCase Suite 7.0」出荷

データ処理の高速化を実現、Predictive Analytics製品群との連携も加速

エス・ピー・エス・エス株式会社

2005-09-28 09:00

 Predictive Analyticsを提唱するエス・ピー・エス・エス株式会社(以下、SPSS Japan)は、包括的分析ソリューション「SPSS ShowCase Suite 7.0」の出荷を9月28日から開始することになりましたので、お知らせします。「SPSS ShowCase Suite」は、コンポーネントの組み合わせにより、Webブラウザから操作できる多次元分析やデータマイニングの環境、あるいは両方の環境を構築できるIBM eServer iSeries(AS/400(r))向けのソリューションですが、最新版の「SPSS ShowCase Suite 7.0」では、大幅にデータ処理の高速化を図っており、より短時間でトレンドを特定でき、予測からの知見に基づいて戦略・戦術的プランを構築することができます。また、SPSSが提供するPredictive Analytics製品との連携を加速することで、幅広い分析ニーズに対応することが可能となっています。
 「SPSS ShowCase Suite7.0」の主な用途は、財務分野をはじめ、マーチャンダイジング、製造、サプライチェーンマネジメント、マーケティング、CRM など、標準価格は最小構成時の1,650,000円(税別)から、SPSS Japan の直販とビジネスパートナーの販売により、年間で50サイトの販売を計画しています。


 多次元データベース「ShowCase Essbase」は、ハードディスクの使用についてブロックストレージと集約ストレージを使い分ける新しい手法でデータ処理の高速化を図っています。ブロックストレージは、「密」なデータで複雑な計算やライトバックなどの機能を扱うアプリケーション、集約ストレージは、「疎」なデータで、基本的な機能しか使用しないアプリケーションが使用し、パーティションを設けて使い分け、集約ストレージ内のデータは統合するようにして、ディスクの使用量を最小に抑えながら高速化を図り、最大で20~25 次元のアプリケーションが作成できるようになっています。これによりパフォーマンスも大幅に向上し、一般的なOLAPツールに比べ、データの読み込みや計算に関して25 倍、またクエリへの反応は最大で100 倍も高速化されたことが証明されています。

 そして、社内のスタッフだけでなく社外のビジネスパートナーもWebブラウザを使用して視覚的なレポートを閲覧できるようにするものが「ShowCase Analyzer」であり、レポート作成機能が大幅に向上しました。個々のセルに関して、内容、外観、そこで行われる計算に加え、列の外観、枠線、フォント、レポートの書式と出力についても指定できるようになりました。レポートの使用言語を全部あるいは一部分、切り替えることも簡単に行うこともできます。また、コードを最適化することによりWeb ブラウザからAnalyzer レポートに、より短時間でアクセスできるようにしたほか、ユーザーが多次元データベースやリレーショナルデータベースの表示内容にスムーズに移動できるようにしています。

 効率的かつ対費用効果に優れた方法で、全社的にレポートを配布する機能を提供するものが「ShowCase Enterprise Reporting」です。「ShowCase Enterprise Reporting」は、Webを利用するためのエクセル用のQueryアドインを使用してスプレッドシートにクエリを関連付けると、データを含んだスプレッドシートを自動的に作成します。エクセルにデータを取り込んだ後は、グラフ、計算式、マクロなどのExcel オリジナルの機能を利用して一通りの作業を終え、作成したスプレッドシートを安全なセントラルレポジトリに公開すると、クライアントPCのブラウザからセントラルレポジトリ上のスプレッドシートにアクセスし、クエリを実行できるようにします。
 さらに、複数のレポートやグラフを含んだ複合的ドキュメントを作成したり、グラフを含んだレポートを他のレポートにリンクすることもできます。このため、ユーザーは要約されたデータをわかりやすいグラフの形式で表示し、必要に応じてドリルダウンにより詳細な情報を表示させるようなことができます。

 「SPSS ShowCase Suite 7.0」は、SPSS のPredictive Analytics を相互補完する位置付けにある製品であり、SPSSが提供するアプリケーション群と併用することで自らの組織をPredictive Enterprise、すなわちデータに基づいた最適な意思決定により変革を続ける企業へと移行させることができます。
なお、「SPSS ShowCase Suite 7.0」の製品概要は次のとおりです。

以 上

<「SPSS ShowCase Suite 7.0」の製品概要>
(各コンポーネントの価格)
■製品名:ShowCase Essbase
 標準価格:3,600,000円
 備考:Essbase Named Server(1CPU)+User 10 Clients 

■製品名:ShowCase Analyzer
 標準価格:2,900,000円
 備考:Analyzer Named Server(1CPU)+User 10 Clients 

■製品名:Enterprise Reporting
 標準価格:4,150,000円
 備考:Enterprise Reporting Starter Package            

<Enterprise Reporting動作環境>
1)ハードウェア
・サーバー
IBM eServer iSeries(AS/400)
DISK:280MB以上(インストール時に追加で280MB必要)
・クライアント
PC互換機(Intel Pentium 133MHz以上、メモリ:64MB以上を推奨)
DISK:200MB以上のフリーDiskスペース

2)ソフトウェア
・サーバー:OS/400 V5R1以上
Java Tool Kit 1.4
Toolbox for JAVA
OS/400 Qshell Interpreter
OS/400 Host Server
・クライアント:Microsoft Windows 2000 professional、XP Professional、2003 Standard、または、2003 Enterprise
・ウェブブラウザ:IE 6.0以上、

※ 各コンポーネントによって動作環境は異なる場合がございますので、詳細はお問い合せください。

■SPSSについて
 SPSSが提唱するPredictive Analyticsは、現状および将来についての信頼できる結論を的確に描き出すように、データをビジネス上有効なアクションに結びつけることをいいます。
 SPSSは、Predictive Analyticsソリューションの第一人者として、ソフトウェア製品と関連サービスを提供しています。SPSSが提供するソリューションは、企業・教育研究機関・医療機関・政府官公庁など、Fortune1000社の95%を含み幅広く導入されています。1968年に設立されたSPSS社の製品は、全世界25万人以上に利用されています。
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