C/C++言語対応 数値計算・統計解析ライブラリ 「IMSL C ライブラリ」の新バージョン6.0の販売開始を発表

数値解析と可視化ソフトウェア大手のプロバイダーとして35年以上もの実績をもつ日本ビジュアルニューメリックス株式会社（以下、ビジュアルニューメリックス社、本社：千代田区二番町5-5、代表取締役Philip G. Fraher）は、金融や科学技術、ビジネス環境などで世界中の様々な分野においてデータ解析に利用されているIMSL C ライブラリ6.0の販売開始を本日発表しました。

ビジュアルニューメリックス社は、このリリースにより数値解析、最適化におけるリーダーシップを発揮します。新バージョンのIMSL C ライブラリには、画期的な最適化手法や高度な予測アルゴリズムも含まれています。また、ニューラルネットワークやAuto_ARIMA、汎用ライブラリで最も高速な密行列用線形計画法アルゴリズムをもつIMSL C ライブラリは、金融サービスを提供する企業や保険会社、在庫管理を必要とする企業が行なう、ポートフォリオ最適化、リスク管理やトレーディングシステムなどのアプリケーション開発を強力にサポートします。

IMSL C ライブラリ6.0の特長

●　ニューラルネットワークエンジンは、人間が問題を解決するプロセスと同じ様に、過去のデータから得た知識や情報を新たな問題に適用し、情報を取得するごとに微調整を繰り返し、予測の精度を高めてゆきます。ビジュアルニューメリックス社のニューラルネットワーク技術により、データマイニングのための準備が簡素化されます。また、最も高い精度と性能を保証するための高度なデータ前処理機能により、手作業での前処理に比べて、時間を大幅に短縮することができます。この技術は、詳細な設定が可能なデータマイニングやネットワークサイズに制限のない予測において最適です。


●　密行列用線形計画法最適化は、最先端技術を集結した制約付き線形計画法最適化機能です。新バージョンのIMSL C ライブラリでは、一般的な計算ライブラリの分野において、世界で最も速い最適化ツールを提供します。2005年に行なったテストでは、IMSLを用いて46の例題を解くのに要した時間は、他の主要な線形計画法最適化製品と比べて8分の1でした。また、線形計画法を利用される方のためにMPS形式のリーダが含まれており、ポートフォリオ最適化やトレーディングシステム、リスクモデルを作成する資本市場のお客様にとって有用です。


●　Auto_ARIMA は、時系列解析のための高度な予測ルーチンです。この機能は、データに季節的な急増や異常がおこりがちな業務管理や在庫計画などに非常に適しています。


●　金融工学や科学技術計算のための微分方程式パッケージ
●　メルセンヌツイスターアルゴリズムを利用した新しい乱数発生技術
●　新しい LAPACK 機能

「完全にテスト済みの線形計画法最適化、ニューラルネットワークおよびAuto_ARIMAなどの機能が追加されたことで、最先端の予測アプリケーションを必要とする企業にとってIMSL C ライブラリは、より強力で費用対効果の高いオプションとなりました。」とビジュアルニューメリックス社の社長兼CEOのPhil Fraherは言います。「IMSL C ライブラリ6.0は、業界トップのIMSLライブラリの信頼性や開発の容易性を活用するばかりでなく、今回追加された新機能によりさらに優れた予測解析を行なうことが可能になります。」

IMSL C ライブラリについて

IMSL C ライブラリ は、今日最も広く使用されているプログラミング言語の１つであるC/C++言語を使って作成されたアプリケーションに容易に組み込むことができる高度な数値計算、統計解析機能を提供します。このスレッドセーフな関数の包括的なセットは、高い信頼と豊富な実績を持つIMSL Fortran ライブラリを基に作られています。

ビジュアルニューメリックス社について

これまで30年以上にわたり、テクニカルソフトウェアソリューションを提供してきたビジュアルニューメリックス社の製品は、多種多様なデータソースから得た複雑なデータの解析と、ユーザの業務遂行に重要なアプリケーションの構築に使用されています。　ビジュアルニューメリックス社は、IMSLとPV-WAVEの2つの製品群をもち、IMSLは強力な数値計算・統計解析ツール、PV-WAVEはデータ解析と可視化開発環境を提供する製品です。また、ビジュアルニューメリックス社では、数値計算・統計解析またはビジュアルデータ解析に関連したアプリケーション開発のお手伝いをするプロフェッショナルサービスの提供も行なっています。

同社の製品は世界各地の大手企業や教育機関、研究所に愛用され、ユーザとしては、ベア・スターンズ社、バークレー投資銀行、Priceline.com社、Humana、ダウケミカル社、Humana、サンディア国立研究所、ボーイング社などが上げられます。このように多岐にわたる顧客基盤は同社の営業部、各国の子会社および販売代理店によって支えられています。日本ビジュアルニューメリックス社に関する詳細は（ (リンク ») ）をご覧ください。