新試験は、XMLの急速な普及により必要とされる技術知識が変化してきたことを受け、机上で得られる知識を問うだけでなく、実務レベルでの知識・技術力を試す問題を増やすことで、時代が必要とする真の実力を持った技術者を認定する試験へと強化されています。
具体的には、「XMLマスター:ベーシック V2」試験では、実際のシステムを想定したXML Schema、XSLT等の問題の出題比率が上がっています。また「XMLマスター:プロフェッショナル V2」試験では、応用的かつ実践的なアプリケーション開発スキルを判定するため、問題の大半がJavaによるアプリケーション、XSLTスタイルシート、XML Schema等のサンプルを提示した問題となりました。
よって、合格するためには単なる技術知識だけではなく、プログラムコードやアルゴリズムを理解するスキルが不可欠となっています。
本日の新試験スタートに先駆け、委員会では既にXMLマスターを取得している方を対象にモニター受験を実施しました。その結果、評価は総じて好評で、モニター試験実施後のアンケートやインタビューでは「良質で実践的な試験である」とのコメントを数多くいただいています。
委員会の会長である斎藤信男 慶應義塾大学環境情報学部教授 兼W3C Associate Chairpersonは、「XMLの普及に伴い、XMLを習得した技術者の必要性は高まっています。より実践に即したXMLマスター V2試験の開始により、XMLマスターの市場価値がさらに高まると確信しています。」と述べています。
なお、新試験の開始を記念して、委員会ではXMLマスター:プロフェッショナル V2試験の最初の合格者3名に、記念盾の贈呈を予定しています。
XML技術者育成推進委員会では、『XMLマスター』新試験の開始により、知識と実践力を兼ね備えた価値の高い技術者の育成を推進してまいります。
●XMLマスターについて
「XMLマスター」は、XMLのスキルを持った技術者の幅広い育成を目標に発足された認定制度で、既に1万名を超える認定技術者を輩出しています。現場で役に立つXML技術者の育成のための適切な試験範囲と問題内容の審査を行う諮問機関としてXML技術者育成推進委員会が存在します。「XMLマスター」の称号により、XML技術力に対する確かな指標を提供し、現在各分野で深刻化している幅広い知識を持ったXML技術者の不足という問題の解決を促進します。
詳細はこちら: (リンク »)
●XML技術者育成推進委員会について
XML技術者育成推進委員会は、以下の企業および団体によって構成されています。
・XMLコンソーシアム
・外資系情報産業研究会(略称:FIIF)
・インフォテリア株式会社
・NECソフト株式会社
・株式会社大塚商会
・グローバルナレッジネットワーク株式会社
・ソニーグローバルソリューションズ株式会社
・日本アイ・ビー・エム株式会社
・株式会社日立システムアンドサービス
・株式会社 日立製作所
・株式会社PFU
・日本電気株式会社
・富士通株式会社
以上
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