近年、Webサイトの費用対効果を左右するものとして、ランディングページ最適化(以下、LPO)の重要性が強く認識されるようになり、従来の勘と経験による最適化から、実環境下での組合せテストによる定量的なデータに基づくシステマテックな最適化が望まれるようなってきました。
これまでのLPOは、複数のランディングページ全体を予め制作し比較するA/Bテストと呼ばれるコストと時間の掛かる手法が一般的でした。
これに対しCW-LPOでは、一つのランディングページを複数のエリアに分け、それぞれのエリア毎に複数のクリエイティブを自動的に差し替え、実環境下で組合せテストをすることで、最大4千通りの組合せ候補の中から最適なクリエイティブの組み合わせを発見します(多変量解析型LPO)。
本サービスではさらに、タグチメソッド(※3)と呼ばれる工学的手法を導入することで、全件組合せテストによる長時間テストを回避し、一部の代表的な組合せ候補のテストにより全体を推測し、短期間かつ安価に反響率(コンバージョン率)の高いクリエイティブの組合せを発見することができます。これにより従来、サイトアクセス数や予算的な制約のために適用が難しかった中小規模サイトへも、多変量解析型LPOを適用することが可能となりました。
サイバーウィングでは、広告効果の最大化を図る「キャンペーンサイト最適化サービス(以下、CSO)」を2006年6月にリリースしていますが、CSOにCW-LPOを連携させることで、広告主の有するキャンペーンサイトの費用対効果をさらに高めることが可能となります。
CW-LPOの利用料金は50万円からであり、サイバーウィングでは関連サービスを含め、2007年度1億円の販売を見込んでおります。
本サービスの機能概要と利用イメージについては別紙をご参照下さい。
■別紙資料 CW-LPO (CyberWing Landing Page Optimization) (リンク »)
■関連サイト サイバーウィング ネット広告代理事業のウェブサイト ( (リンク ») )
サイバーウィング プレスリリース
キャンペーンサイト最適化(Campaign Site Optimization)サービス (リンク »)
用語解説
※1 米Vertster社 ( (リンク ») )
米国において、インターネット・マーケティングやEC分野での反響率(コンバージョン率)最適化ソリューションの提供で豊富な実績を持つ企業
※2 ランディングページ
検索やインターネット広告などからWebサイトへ移る際、ユーザーが最初に訪れる入り口ページ
※3 タグチメソッド
実験計画法の世界的な権威である品質工学会名誉会長・田口玄一氏(理学博士)が提唱した、品質特性のばらつきが少ない製品を、開発・設計段階で作りこむための工学的手法。想定されるすべての組み合わせをテストすれば膨大な数の実験を行わなければならないものを、直交表というものを利用し数少ない実験から最適解を見つける手法であり、その応用範囲は広い。
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