東芝製 T6K84 ドライバ IC の評価において、SI 社はその I/O 設計を高く評価しました。東芝は、2240 よりはるかに少ない出力で、1440 個のソースドライバ (480 x RGB) と 800 個のゲートドライバの制御を実現しています。時間多重化方式により、チップに必要とされるI/O はわずか 900 個になります。東芝は、大型のドライブトランジスタをいくつかガラス上に移すことで、ディスプレイメモリ用の空き領域を作りました。T6K84 は、970k ビットというかなりの大容量のオンチップ SRAM を搭載しています。また、このデバイスhttp://は 8 ビットサブピクセルのカラーデプスをサポートしています。これは、携帯電話で 262,000 色出せることを意味します。
現在市販されている、各桁にソースドライバ 3 本の出力、各行にゲートドライバ 1 本の出力、全画面上の 1 ピクセル 18 ビットの色情報を保存する相当するメモリを備えたディスプレイドライバは、今後少なくなっていく見通しです。将来的には、ドライバとガラス間を慎重に設計分割することにより、ディスプレイサブアセンブリの様々な独自の要件に沿って、多重出力、ディスプレイメモリ、ドライブ回路が最適化されるようになるでしょう。Hilkes 氏は、「T6K84 LTPS ドライバは、この設計手法の優れた実例です。東芝は商用ディスプレイドライバのベンダーではありません。T6K84 は、特定の最終製品用にカスタマイズされたドライバ IC の実例であり、将来的に多く見られるようになるでしょう。」と述べました。
追加情報:
- T6K84 ディスプレイドライバ IC を使用した 480 x 800 LTPS ディスプレイ (東芝製) について
- INSIGHT Awards (インサイト賞) について
- Semiconductor Insights について
Semiconductor Insights について
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