また、コンソーシアム参加企業のコンテンツを「Webマガジン配信サービス」として、参加事業者の店舗などに配信する実証実験を平成20年1月より行います。
1.コンソーシアム設立について
(1) 背景
電子書籍の市場は現状約180億円とも言われ、高い可能性を秘めたマーケットとして期待されており、Webマガジンの市場もこれから拡大すると考えられています。既にWebマガジンの配信サービスはいくつも存在していますが、その多くのビジネスモデルはB to Cにとどまっており、B to B to Cの形態でのWebマガジン配信モデルはまだ確立されていません。これを大きなビジネスチャンスととらえ、ビジネスの実現に不可欠な出版社(コンテンツホルダー)、配信先(サービスサプライヤー)、ITプラットフォーム事業者(コンテンツ制作、配信業者)が集まり、本コンソーシアムを設立します。
(2) コンソーシアム概要
■名称:Webマガジン配信サービスコンソーシアム
■設立日:平成19年11月26日
■創立企業:
・廣済堂:
雑誌の電子化、Webマガジン閲覧に必要なビューワーの開発、
プラットフォームの開発支援
・NTT Com:
Webマガジン配信のためのネットワーク回線、プラットフォームの提供
■参加予定企業(五十音順):
・コンテンツ提供企業
オーシャンライフ株式会社、株式会社廣済堂出版、株式会社三才ブックス、
株式会社ソニー・マガジンズ、株式会社徳間書店、株式会社日経BP、
株式会社美研インターナショナル、株式会社扶桑社、株式会社フロム出版、
株式会社マガジンハウス
・配信先提供企業
株式会社アイ・カフェ、株式会社エアーズネット、株式会社モンテローザ
■活動目的:
・Webマガジン配信サービスの需要把握
・Webマガジン配信サービスのビジネスモデル検証
・実際の利用者、配信先のニーズ、意見収集
・サービス仕様などの確認
2.実証実験について
(1) 目的
コンソーシアムに参加する配信先事業者の店舗などに対し、「Webマガジン配信サービス」を提供することで、ノウハウを集約し、一般のお客さまが満足を得られるようサービスを改善していくことが目的です。
(2) 実験概要
⇒ビジネスモデルはこちら (リンク »)
コンテンツ提供企業発行の雑誌をWebマガジン化し、ネットワークを介して配信先提供企業のネットカフェなど(全国111店舗)、人が集まる限定された場所の端末(パソコンなど)に配信します。
約100タイトル(予定)のさまざまなジャンルの雑誌を一部だけでなく、ほぼ全てのページを自由に閲覧できます。
(3) 実証実験期間
平成20年1月中旬~平成20年3月末(予定)
3.今後の展開について
今回の実証実験の結果を踏まえ、サービス仕様などを検証し、平成20年4月からWebマガジン配信サービスを商用化していく予定です。
これらの取り組みにより、廣済堂およびNTT Com は法人向けのWebマガジン配信市場を確立・拡大していきます。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社廣済堂 広報部
Tel: 03-3562-4111
e-mail: info@kosaido.co.jp
NTTコミュニケーションズ株式会社 広報室
Tel: 03-6700-4010
e-mail: magazine-cafe-sv@ntt.com
このプレスリリースの付帯情報
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