お客様は、当社のデータセンター内のV-ServiceⅡ用サーバーに接続して、各種機能を利用します。インターネット接続環境があれば、必要な利用者数分のライセンスを契約しMicrosoft Exchange Server 2007の機能を利用することが可能です。これにより、アプリケーションやサーバーなどの設備や、技術者、ヘルプデスク要員を社内に抱えることなく、電子メールやグループウェアの導入を容易に行えます。
当社はマイクロソフトとの業務提携(*4)のもと2001年より「Microsoft Exchange Server 2000」をASP形式(*5)で提供するサービス「V-Service」を提供して参りました。V-ServiceⅡは、最新のMicrosoft Exchange Server 2007に対応した後継サービスです。利用料は1ユーザーあたり1,260円(税込)から。初年度3万ユーザーの獲得を目指します。
V-ServiceⅡのシステムは、完全に冗長化されたサーバーとSAN(Storage Area Network)による大規模ストレージで構成され、さらにそれらのシステムは自家発電装置や耐震設備を備え、強固なセキュリティ対策が施された24時間技術者が常駐する自社データセンター内に設置されています。このため、V-ServiceⅡは高可用性を実現し、緊急でのパッチ適用や万一の障害の際にも迅速に対応します。データセンターは、インターネット用のバックボーンとしてギガビットクラスの高速専用線でIX(相互接続点)に接続されていますので、Webアクセスでも快適な接続を提供します。
Microsoft Exchange Server 2007を基盤とすることで、「いつでも、どこでも、円滑なグループコミュニケーションを様々なデバイスで実現する」セキュアなモビリティ環境(携帯電話およびWindows Mobileデバイスでの接続環境)を実現します。また、当社独自のV-Frameコア(*6)を組み合わせる事で、お客様独自のきめ細かい設定、管理が容易に実現できます。
V-ServiceⅡの特徴は、主に以下の7点です。
① 大容量のメールボックス
ビジネスにおけるメールインフラはもはや必須。そのデータ量は増え続ける一方です。V-ServiceⅡのメールボックス容量は1ユーザー300MBを提供します。さらに必要な場合にはオプションで100MBごとに追加することが可能です。
② V-Frameコアによるプロビジョニング機能の提供
V-Frameコアとは、弊社が独自開発したアカウント管理ツールです。ユーザー情報や組織情報をCSV形式ファイルで作成し投入することで、Active Directory 、Exchange Serverに対して、一括で更新・変更することができます。
③ 様々な接続方法の提供
お客様サイトとV-ServiceⅡの接続にあたっては、Internet VPN、IP-VPN、広域イーサネット、専用線など、豊富な接続方法が選択可能です。
④ 充実したユーザー教育・サポートメニュー(オプション)
サービスは導入するだけでは、その機能を十分に活かすことはできません。V-ServiceⅡでは専任のヘルプデスクが、Outlookはもとより、Excel、Wordなど他のMicrosoft Office製品についても対応します。また、V-ServiceⅡを使いこなして頂くための導入時ユーザー研修、管理者研修などマイクロソフト認定パートナーだからこそできる幅広いサポートを提供します。
⑤ スパムメール対策(オプション)
迷惑メールはウィルスとは異なり、直接システムに障害をもたらすものではありませんが、迷惑メールを削除することに多くの時間を取られ、この生産性の低下は無視できません。V-ServiceⅡでは有償・無償2種類の対応をオプションで提供。迷惑メールをより正確に軽減します。
⑥ 携帯電話アクセス(オプション)
携帯電話やPDAのブラウザ上で、Outlookの諸機能を同様のオペレーションで利用できます。メインメニューからは、例えば、未読件数が一目で分かり、即座に対応することができます。
⑦ メールアーカイブ機能(オプション)
情報漏えい、内部統制などの対策として、社外とのメール通信だけではなく、社内間のメールを含むすべてのメールデータをアーカイブすることができます。また、検索機能によりメールアドレスだけではなく、本文内のキーワードによって取得したいメールを簡易に検索することが可能です。
この度の弊社プレスリリースに際しまして、V-ServiceⅡ立ち上げをご支援頂いた各社からエンドースメントを頂戴しております。
マイクロソフト株式会社
このたびの丸紅情報システムズ株式会社様の新サービス「V-Service II」の提供開始、誠におめでとうございます。本サービスは 自社にIT担当者や技術者がいない企業のお客様も、最新のExchange Server 2007をSaaS型で手軽にご利用いただける点で非常に重要なサービスであるといえます。加えて、スパム対策やメールアーカイブ、
ユーザー教育とサポートなどの豊富なオプションメニューは、内部統制対策といった昨今のユーザーの様々な要望に十分応えるサービス体系となっています。マイクロソフトは、お客様の課題を解決するために、パートナーとの協業を通じて、SaaS市場を活性化するご支援を行ってまいります。
マイクロソフト株式会社
業務執行役員
通信・メディアインダストリー統括本部長
山賀 裕二 様
日本ヒューレット・パッカード株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、丸紅情報システムズ株式会社様の新サービス 「V-ServiceⅡ」提供開始を歓迎いたします。国内初のExchange ASPサービス「V-Service for Exchange」から、いち早くMicrosoft Exchange Server 2007への対応を実現する「V-ServiceⅡ」が、HP ProLiantサーバプラットフォームにおいて、
スケーラビリティとパフォーマンスの大幅向上、管理性の向上等を実現し、より一層企業の情報化投資へ大きく貢献されるものと期待いたします。
日本ヒューレット・パッカード株式会社
執行役員 エンタープライズストレージ・サーバ事業統括
松本 芳武 様
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、丸紅株式会社の事業会社で、製造・流通・サービス業を中心とする様々な業界へ、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを提供します。
2007年10月1日に「丸紅ソリューション」と「丸紅情報システムズ」の2社が結合し、新生「丸紅情報システムズ」が誕生しました。
丸紅情報システムズは、Microsoft Gold Certified Partnerです。
* 文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。価格・形式は予告なく変更になる場合がございます。
* Microsoft, Windows, Windowsロゴ,Windows Serverは,米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
(*1)SaaS (サーズ Software as a Service) : ソフトウェアの機能のうち、ユーザーが必要とするものだけをサービスとして配布し利用できるようにしたソフトウェアの配布形態。サービス型ソフトウェアとも呼ばれます。
(*2)Active Directory : Windows Serverに搭載されているディレクトリサービス。ネットワーク上に存在するサーバ、クライアント、プリンタなどのハードウェア資源や、それらを使用するユーザーの属性、アクセス権などの情報を一元管理することができます。
(*3)Exchange Server : マイクロソフトが開発、販売するコラボレーション・サーバ・ソフトウェア。Office Outlook 2007 と Microsoft Exchange Server 2007 を併用すると、コラボレーション機能とセキュリティ機能を強化できます。
(*4)Microsoft Gold Certified Partner (マイクロソフト認定ゴールドパートナー)、Advanced Infrastructure Solutionsのコンピテンシーを取得。
(*5)ASP (エーエスピー Application Service Provider) : 「サーバファーム」と呼ばれるデータセンターでアプリケーションを一括稼働し、インターネットを利用してその機能を配信する事業者のこと。また、その事業の仕組み自体を指す場合もあります。
(*6)V-Frameコア(ブイフレームコア): 当社製品である統合ユーザー管理パッケージ。Windows 2000 Server/Windows Server 2003 のActive Directory 及び Exchange Server のメールボックスの維持管理を行うパッケージツールとなっており、Exchange2007にも対応可能。現在お使いの人事システムと連携させることにより(V-Frameコアのカスタマイズにより対応)、人事異動などに伴うユーザーアカウント・メールボックスの管理作業の完全自動化が実現可能となります。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。