■「高性能マルチメディアCODEC」、「オンチップFLL」、「2個のDC-DCコンバータ」、「4個のLDOレギュレータ」などのすべての機能が、6x6mmのBGAパッケージに搭載。柔軟なハードウェア制御が可能なため、最先端のマルチメディア・コンパニオン・プロセッサの一般的な電力管理ニーズへの対応が可能。別個のCODECと電力管理チップを使用した場合(通常は2個以上の独立したコンポーネントが必要)と比較すると、WM8400は、携帯端末の開発段階で、デバイスのBOM(総部品コスト)を最大25パーセント、基板のフットプリントを最大40パーセントの削減が可能
■98dBのSNRパフォーマンスを誇り、次世代携帯電話のシグナルスイッチング、オーディオ変換及び、オーディオ ミキシングの要件もサポートする、低消費電力オーディオCODECを搭載。システム開発メーカーは、新機能を素早く追加したり、通話をしながらテレビを見るなどの柔軟なエンドユーザー モードの実現が可能。デジタルコアが消費する電力は、同種のデバイスよりも低く、音声通話時の値はわずか5mW
■WM8400のCODECは、動作をクラスABまたは、クラスDから選択できるため、システム開発者は、ますます多様化するハンドヘルド・デバイスの広範なフォームファクタに応じて、フィルタレスのクラスDテクノロジを展開することが可能。これまでノイズや干渉などの制約に対応するために必要だったクラスABのドライバ・トポロジが不要。システム開発者は、予想される使用方法のシナリオに合わせて最適な動作モードを選択し、エンドユーザーが使用する端末のバッテリ寿命を最長化することが可能
■高性能な1Wスピーカ・ドライバを搭載、低リーク電流、高PSRR及び、ポップ音/クリック音抑制機構によって、スピーカ電源へのバッテリの直接接続を実現
■4個のヘッドフォン・ドライバ出力を提供、従来型の差動または、キャップレス・ドライブを完全サポート。複数のマイクまたは、アナログライン入力(モノラル/ステレオ、シングルエンド/差動)にも対応可能で、さらに入力信号から低周波ノイズを除去し、プログラム可能なハイパス・フィルタも搭載。
■デジタルオーディオ・インターフェースは、最も一般的に使用されているデータ形式とクロッキングスキームをサポート。時分割多重と追加のDACインターフェースにより、さらなる柔軟性を確保
■2個のプログラム可能な2MHz DC-DCステップダウン(バック)コンバータと、4個の低ドロップアウト(LDO)レギュレータを搭載。DC-DC1、DC-DC2、LDO1、LDO2の起動シーケンスとデフォルト電圧は、外部ピンを使ってハードウェア上で選択ができ、レギュレータはすべてソフトウェアによりプログラム可能。コア・レギュレータは、MMPサブシステムを駆動し、LDO3とLDO4は、オンチップ・オーディオCODECを駆動
ウォルフソン社、パワーマネージメント製品ライン担当マネージャー、ポール・ウィルソン(Paul Wilson)は、「携帯端末の開発者は、バッテリ寿命の最長化を目指しながら、これまで以上に小型化された製品に高性能なオーディオ品質を統合しなければならないという大きなプレッシャーを抱えています。ウォルフソンは、WM8400のような、超低消費電力で高集積なAudioPlusパワー マネージメント ソリューションを提供することで、こうした課題に正面から取り組んでいます。これによって消費電力で妥協することなくオーディオ品質を大幅に改善し、ユーザー体験を向上させることができます」とコメント。
WM8400の顧客評価ボードとWolfson Interactive Setup and Configuration Environment(WISCE)は、デバイスの評価と開発を支援するために利用が可能。WISCEは、卓越した制御を行うことができるインタラクティブなレジスタ・マップ・インターフェースと、デバイス設定の概要を提供する。
入手性
WM8400は、6x6mmの105ピンBGAパッケージで、現在サンプル出荷中。
本件に関する問い合せ先
Wolfson Microelectronics plc
営業部 滝田 寛
TEL : 045-440-1230
E-mail : hiroshi.takita@wolfsonmicro.com
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