CSR、eGPSテクノロジを発表

シングルチップBluetoothとGPSシリコンのデモンストレーションを実施

CSR Plc

2008-02-22 00:00

CSR は、本日、GPSと携帯電話の測位機能の統合に成功し、どのような環境下でもオンデマンドで正確な位置情報を提供できる「eGPS(R)(enhanced Global Positioning System)」テクノロジを開発したことを発表。CSRのロケーション テクノロジは、「消費電力効率」、「性能」の大幅な改善が実証されており、携帯端末への統合が可能。Bluetooth及び、FMラジオ テクノロジを搭載したCSR初のシングルチップGPSの開発は、すでに完了し、動作が確認された。CSRは、バルセロナのMobile World Congress(MWC 08)で、eGPSテクノロジのメリットについてデモンストレーションを実施した。
CSR社CEO、Joep van Beurdenは、「先月、Motorola社との協力の下、EGPSフォーラムを設立することを発表しましたが、それ以降のシリコンの動作確認やMobile World Congressでのデモンストレーションなどはすべて、CSRのロードマップにおける重要なステップです。このロードマップでは、さらに高性能で消費電力効率が高いeGPS機能を、1ドル未満の追加コストで携帯電話に搭載することを目標としています。当社が特許を取得したeGPSテクノロジは、携帯端末のロケーション テクノロジ市場に革新をもたらすことができます」とコメント。

MWC 08におけるCSRのGPSデモンストレーションでは、携帯端末のリアルタイムGPSナビゲーション機能を実現するテクノロジをご紹介。また、このテクノロジは、ライブの携帯電話のネットワーク上でAssisted GPS(A-GPS)よりも優れた応答性と正確な位置情報を提供。

CSRが特許を取得したeGPS技術は、携帯電話のネットワークによる測位を利用して、従来型のGPSやA-GPSを強化することで、ユーザー体験を大幅に向上させる。eGPSは、位置情報のユニバーサルな入手性、優れた応答性、低い消費電力などの特徴を有し、他社製GPSテクノロジよりも、携帯端末での使用にはるかに適している。eGPSは、グローバルに機能するため、従来の携帯電話ベースのテクノロジよりも一段と正確な位置情報を提供することが可能。また、通信事業者の皆様は、同期されていないGSMやW-CDMAのネットワーク インフラを莫大な投資をかけてオーバーホールしなくても、困難な環境下でGPS性能を高めるために必要なファイン タイム エイディングに対応できるようになる。

CSRのeGPSデモンストレーションでは、当社のeGPSテクノロジが実現する以下のメリットをご説明。

■ 標準的な薄型端末へ簡単に統合可能
■ 消費電力の最小化の実現
■ 他の端末テクノロジとの干渉回避

市販のマッピング ソフトウェアを使った端末デモンストレーションでは、内蔵されているホスト アプリケーション プロセッサ上で完全に動作する信号処理ソフトウェアを利用し、非常に正確なターンバイターン ナビゲーション機能を実演。従来のA-GPSシステムとの比較デモンストレーションでは、困難な環境下でも大幅に改善されたタイム トゥ ファースト フィックス(TTFF)測位時間と、A-GPSが機能しなかった場合でも携帯電話を使って測位が行える信頼性の高い代替機能をご紹介。eGPSサポートを搭載したCSRのBluetoothシリコンは、ホスト プロセッサの消費電力を抑えた状態でも衛星測位を維持できるため、電力とリソースの負荷を最小限にとどめながら、位置情報をオンデマンドで提供することが可能。このeGPSでは、通常4秒未満で位置を確定することができる。消費電力は1秒間の端末通話に必要な電力よりも少なく、誤差は10メートル以内。

CSRは、Nokia社、Motorola社、Samsung社などのお客様の携帯端末向けにワイヤレス技術を提供することで、長い成功の歴史を築いてきた。またCSRは、2007年1月に、GPSの専門会社であるNordNav Technologies社とCambridge Positioning Systems社の買収を発表。CSRは、当社と取得した企業のノウハウを組み合わせることで、衛星ナビゲーションやその他のロケーション ベース サービスをサポートするeGPS製品ラインを開発していまいる

CSRのeGPSテクノロジの詳細については、以下を参照
(リンク »)

本件に関する問い合せ先

      

シーエスアール株式会社
深田 学
E-mail:prjp@csr.com

このプレスリリースの付帯情報

eGPS

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