フォーティネット、飛躍的な性能のミッドレンジモデルFortiGate-310Bを発表

新しいASICにより12Gbpsまでファイアウォールの性能を高速化

フォーティネットジャパン合同会社

2008-04-23 14:00

Unified Threat Management/統合脅威管理(以下、UTM)市場のリーディングベンダー、Fortinet<R>(本社:米国カリフォルニア州サニーベール、日本法人:フォーティネットジャパン株式会社、東京都港区、以下、フォーティネット)は本日、複合脅威セキュリティアプライアンスの新製品FortiGate<TM>-310Bを発表いたしました。これまで、ハイエンド製品ラインに使用していた専用ネットワークプロセッサのFortiASIC<TM>を中規模企業向け製品であるFortiGate-310Bに搭載することにより、ファイアウォールおよびVPN(Virtual Private Network)のスループット性能がギガビットの速さにまで引き上げられると共に、ワイヤスピードのファイアウォール性能が実現しました。
FortiGate-310Bは、中規模企業向け製品としては、最高の価格性能比を実現しています。そのファイアウォール/VPNのスピードは、競合他社の大企業向けハイエンド製品のエントリーレベルに匹敵する一方、価格は大幅に低く抑えられています。FortiGate-310Bにはその他に、同等クラス最高のポートデンシティ(ギガビットイーサネットポートが10ポート)というメリットがあり、オプションのAMC(Advanced Mezzanine Card)モジュールを使用すると、さらにギガビットポートが4ポート増設されます。


小中規模企業は、ファイアウォール/VPNスループットの向上と高いポートデンシティを実現したFortiGate-310Bにより、これまで社内ネットワークセキュリティにおいて、部署間の不要な通信を遮断する「セグメント化」を阻害していた制約から解放されます。セキュリティのセグメント化実現により、ユーザは、さらに高い精度での柔軟なネットワーク管理が可能になります。管理者はポリシーのさらなる徹底、セキュリティイベントの隔離および阻止が可能となり、問題解決を迅速に行うことができるようになります。FortiGate-310Bの登場により、これまで、ハイエンドの大企業向けセキュリティ製品のみ搭載されていたこれらの機能を、中規模企業向け製品でも利用できるようになりました。


調査会社ヤンキーグループのアナリスト、フィル ホッホムート(Phil Hochmuth)氏は次のように述べています。「小規模企業や、ITおよびセキュリティ要員がスリム化されている企業は、ファイアウォールやVPNをはじめ、アンチウイルス、IPS、セキュアなネットワークゾーニングにいたるまで、統合されたネットワークセキュリティサービスを求めています。そうした組織にとっては、単体のハードウェアが、パフォーマンスを落とさないことを条件に、より多くの役割を果たすことが好まれます」


FortiGate-310Bセキュリティアプライアンスは、単一のデバイスで複合型脅威から顧客を保護します。これにより、運用コストおよび設備投資を低く抑えつつセキュリティを向上させることができます。FortiGate-310Bの新機能により、下記のようなメリットがもたらされます。


●FortiGate-310Bネットワークプロセッサの採用により、クラス最高のファイアウォールおよびIPSec VPNスループット(それぞれ、8Gbpsおよび6Gbps)が実現し、中規模企業向けのセキュリティソリューションが飛躍的に進歩します。


●同等クラスで最高のポートデンシティ(10ポート)を実現した上、1ポート当たりの価格は最も低く設定されています。


●AMC拡張スロットにより、さらなるワイヤスピードのファイアウォールポートまたは内蔵式ストレージを装備する柔軟性がもたらされます(今後、その他のモジュールが発表された場合、オプションも増えます)。


●すべてのFortiGateに標準装備されたFortiASICコンテンツプロセッサの進歩により、IPSおよびアンチウイルスの性能が大幅に向上しました。


フォーティネットの製品担当副社長、アンソニー ジェームズ(Anthony James)は、次のように述べています。「FortiGate-310Bの飛躍的な性能向上は、カスタムASICを活用し、ネットワークを保護するスピードを最速化するというフォーティネットの戦略を証明するものです。ネットワークのトラフィックおよび帯域幅の増加が、ネットワークにおける脅威をも増大させてしまうことのないよう、セキュリティアプライアンスが担う役割の重要性が高まっています。ファイアウォールおよびVPNのスループットでギガビットの速度を実現したことは、このクラスの製品のネットワークセキュリティにおいて画期的な進歩であり、それを他社に先駆けてお客様に提供できることを誇りに思います」


その他すべてのFortiGateシステムと同様に、FortiGate-310Bは、必要不可欠なセキュリティ技術およびサービスを統合することにより、ネットワークの保護を強化するとともにTCO(総所有コスト)を削減します。FortiGate-310Bは必要不可欠な8つのセキュリティ機能およびサービス(ファイアウォール、VPN、IPS、アンチウイルス、アンチスパム、アンチスパイウェア、Webフィルタリング、帯域制御)を統合することにより、ネットワークおよびコンテンツの保護を実現します。当システムはフォーティネットのFortiGuard<TM>サブスクリプションサービスによって常に自動的に最新の状態に保たれており、絶え間ない更新により最新のウイルス、ワーム、トロイの木馬型ウイルス、その他の脅威から世界のどこでも24時間体制で確実に守られています。


●販売開始スケジュール
FortiGate-310Bは2008年第2四半期より全世界のチャネルパートナーを通して販売されます。詳しい情報は次のウェブサイトをご覧ください。 (リンク »)


※フォーティネットの名称はFortinet, Inc.の登録商標です。Fortinet、FortiGate、FortiOS、FortiAnalyzer、FortiASIC、FortiAnalyzer、FortiCare、FortiManager、FortiWiFi、FortiGuard、FortiClient、およびFortiReporterはFortinet Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。その他製品名などはそれぞれ各社の登録商標です。

このプレスリリースの付帯情報

FortiGate-310B 筐体画像

用語解説

フォーティネット会社概要 (www.fortinet.co.jp/)
フォーティネットは複合脅威に対応するASICベースのUTMシステムを提供するリーディングベンダーです。フォーティネットのセキュリティシステムは、セキュリティ性を高めるとともにトータルコストを下げることから、多くの企業やサービスプロバイダなどに利用されています。フォーティネットが提供するソリューションは初めから様々なセキュリティプロテクション(ファイアウォールや、アンチウイルス、侵入防御、VPN、アンチスパイウェア、アンチスパムなど)を統合するために作られており、ネットワークおよびコンテンツレベルの脅威から顧客を守るよう設計されています。カスタムASICと統合型インターフェースに優れたフォーティネットのソリューションはリモートオフィスから筐体ベースのソリューションに至るまで、統合管理 報告で優れたセキュリティ機能を提供します。フォーティネットのソリューションはこれまで様々な賞を世界中で受賞しており、ICSAから6種類の認定(ファイアウォール、アンチウイルス、IPSec、SSL、IPS、アンチスパイウェア)を受けた唯一のセキュリティ製品です。フォーティネットはカリフォルニア州サニーベールに本社を置く非上場企業です。

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