環境にやさしい省エネルギー対応のリアルタイムOS「UTOS」を開発

-セットベースアーキテクチャにより組み込みシステムに最適なRTOSが構成可能に-

アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド 2008年05月12日

GNU ツールの研究・開発・サポート、その他受託開発などを行うアップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド(本社・米国ハワイ、中村憲一社長)は、組み込みシステム向けリアルタイムOS「UTOS」を新規に開発したことを発表します。

現在、組み込みシステム向けのリアルタイムOSは、各社より提供されていますが、各社が独自に策定した仕様であったり、不要なAPIを含んでいたり、ROM/RAMサイズが大きかったり、実行速度が遅かったりと必ずしも組み込みシステムの要求仕様を十分に満たすものではないのが実情です。


このほど当社が開発した「UTOS」は、セットベースアーキテクチャを採用することにより、ユーザーが開発する組み込みシステムに最適なRTOSを自由にカスタマイズして構成することを第一の目的としたもので、使用するAPIの取捨選択ができること、RTOSの主要部をアセンブリ言語で記述し実行速度を高速化したこと、コンポーネント機構による機能の追加に対応したことなどが最大の特徴となっております。


2008年5月12日現在、富士ゼロックス株式会社殿をはじめ様々なセットメーカ様にて採用を検討されております。


【UTOSの特徴】
■省エネルギー
あまり使われない機能を削除し、各機能を実現するための命令群を極限まで最適化することにより命令群の実行に必要なサイクル数を少なくした結果、省エネルギー化を実現しました。
■世界最小レベル(*1)のROM/RAMサイズ
プロセッサ毎にタスクコントロールブロックを最適化し、消費されるROM/RAMサイズを極限まで削減しました。たとえば、ARMプロセッサ用のUTOSでは、最小構成(タスク数:2、優先度:なし、同期・通信機能:無効、時間管理機能:無効)の場合、ROMサイズは約300Byte、RAMサイズは100Byte未満を実現しています。
■世界最速レベル(*1)の実行速度
UTOSの主要部分をアセンブリ言語で記述することにより、プロセッサの能力を最大限に引き出す実装を行いました。
■機能
uITRON4.0仕様のAPIを一部用意
タスク管理機能
同期・通信機能(イベントフラグ、セマフォ)
時間管理機能(周期ハンドラ)
優先度ベースのFCFS(First Come First Service)スケジューリング
コンポーネント機構による機能の追加
■開発ホスト
Windows XP(SP2)
Windows Vista
■開発ツール
アップウィンドテクノロジー製GNUWing(TM)(要Cygwin環境)
■対象プロセッサ
ARM7/9/11
■価格
ロイヤリティモデルで提供


富士ゼロックス株式会社 コントローラ開発本部 デバイスコントローラプラットフォーム開発部 マネジャー 杉浦英樹氏のコメント
「セットメーカでは、まだまだ、製品の低価格化を追求する必要があります。組込みソフト開発においては、既存のソフトウェアを再利用しつつ、利用するメモリーを縮小化するといった、相反する特性の最適化が望まれます。必要な機能を必要に応じて、最小のメモリー容量で、簡単に実装可能なUTOSに期待します。」


アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッド 代表取締役社長 中村憲一のコメント
「UTOSは、現在の地球環境およびお客様のニーズにより生まれた新しいリアルタイムOSです。セットベースアーキテクチャによりセットに特化したRTOSを構成できるため、お客様の製品は消費ROM/RAMサイズを抑え、コストを削減することが可能になります。また、消費電力も小さくなるため従来の製品よりも環境に優しい製品と言えます。近い将来、自動車、カーナビ、携帯電話、デジタル家電、OA機器など、多くの人々がこのUTOSを採用した何らかの組み込みシステムを利用することになるでしょう。」


UTOS開発キットは、2008年第2四半期中に当社および当社販売代理店から購入可能になります。当初1年間で約1億円の売上を見込んでいます。


■富士ゼロックス株式会社について
 富士ゼロックス株式会社は富士フイルムホールディングス株式会社とXerox Corporationの75:25の合弁会社で、日本やアジアパシフィックを販売活動地域としてドキュメント関連サービス/ソリューションを提供するほか、複合機やオフィスプリンターなどのオフィス機器を中心としたビジネスをワールドワイドに展開しています。
富士ゼロックスは、オフィス環境における紙、電子文書、画像、動画などの「ドキュメント」の管理・活用を促進することで「知」の創出・循環を促し、経営の質向上に貢献するためのソリューションを展開しています。事業領域は、オフィスプロダクト事業、オフィスプリンター事業、プロダクションサービス事業、グローバルサービス事業で構成されています。
詳細に関しては、以下のサイトをご参照ください。
(リンク »)


■アップウィンドテクノロジー・インコーポレイテッドについて
 アップウィンドテクノロジーは、2002年8月にアメリカ合衆国ハワイ州において設立された非公開の株式会社であり、日本では東京都港区に営業所を設置しております。アップウィンドテクノロジーは、世界中の半導体ベンダやメーカの技術者を対象としたGNUソフトウェアの開発とサポート、GNU/Linuxカーネルの移植やデバイスドライバの受託開発、コンサルティング、そしてセミナーやトレーニングコースの開催などの技術者教育までを手がけるソフトウェア技術者集団です。
詳細に関しては、以下のサイトをご参照ください。
(リンク »)


*1:2008年5月12日現在、弊社の調査による

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