HDD VS SSD 対戦

データ復旧研究センター

2008-06-18 00:00

コンピューターのデータ記憶装置の一つであるハードディスクは今ハードディスクに変化の兆しが出てきている。それにはフラッシュメモリー技術の発展が大きく関わっているからだ。現在このフラッシュメモリー技術を応用してSSD(solid state drive)と言うハードディスクと同じ機能を持った記憶装置が誕生している。
コンピューターのデータ記憶装置の一つであるハードディスクは大量のデジタルデータを安定的に保存してくれる。このハードディスクの原型はIBMが1956年に「IBM 305 RAMAC」という名前で開発。(蛇足だが開発当時は直径24インチ約61cmと巨大なアルミ合金製ディスクを50枚格納していた。それでも総記録容量は4.4Mバイトしかなかったらしい。)それからほぼ半世紀、記録メディアは急速に進化した。そしてこの度サムスン電子は、最大規模の記録容量を誇る高速ソリッドステートドライブ(SSD)を出した。サムスン電子は、9月に顧客サンプルを利用可能にし、2008年末までに256GバイトSSDの量産を開始する予定だ。

このようにハードディスクは一見わずかな間に目覚ましく発展してきたと思えるが、他のコンピューター周辺装置に比べればその発展速度は劣っている。ハードディスクはレコードのようにヘッドからディスク上のデータを読み取る仕組みだが、このシステムだとシークタイムと言って目当ての情報を探し当てる為に当然ある程度の時間がかかる。
また、ディスクの回転速度もかなり速くなりましたがそれでも限られたモーターのサイズでは回転速度に物理的な限界もある。これらの性能向上はとても難しく今は足踏み状態とも言える。これらの要因からHDDの発展には時間がかかり他の機器よりも発展速度が劣った理由だと思われる。

しかし、今ハードディスクに変化の兆しが出てきている。それにはフラッシュメモリー技術の発展が大きく関わっているからだ。フラッシュメモリーとは簡単に言うと繰り返し読み書きが可能な半導体のメモリーのことで、デジカメのメモリーやUSBメモリーに使用されている技術だ。

現在このフラッシュメモリー技術を応用してSSD(solid state drive)と言うハードディスクと同じ機能を持った記憶装置が誕生している。ハードディスクに代わる記憶装置として発表されたSSDは、磁気ディスクではなく半導体メモリーにデータを記録する。

現在一般的にパソコンに内蔵されているハードディスクは、磁気ディスクを高速で回転させてその表面を磁気ヘッドで読み取る、機械的な構造となっている。
この機械的構造のため、ハードディスクは動作に音や発熱を伴い、動作中の振動や衝撃に弱いという特徴を持っている。

で、このSSD、HDDと比べた利点はヘッドやモーターといった可動部がないため,耐衝撃性に優れることだけでなくヘッドを移動させるためのシークタイムや,ディスクの回転数を高めるスピンアップ時間をゼロにできること。HDDよりデータ転送速度を高められること、軽い、動作音がほとんど無く静音性にも優れている、等など非常に優れている。また、可動部が無いという事は省電力にもつながる。エコについて叫ばれる現在こういう商品は非常に魅力的で性能面でもユーザーのニーズにとても合っている。

データ復旧研究センター( (リンク ») )の林さんは「SSDはHDDに比べて寿命は短いですが、今までハードディスク熱が原因の問題発生率が低くなるだろう」と言う。最近、三洋電機はポータブルナビ「ゴリラ」に4GバイトのSSDを採用した新製品「ゴリラ NV-SD700DT」と「ミニゴリラ NV-SB360DT」の2機種を発売すると発表した。これからもSSDの応用した製品は増えるようだ。

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株式会社DATA OK
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このプレスリリースの付帯情報

用語解説

<<SSDについて>>

SSDは半導体メモリーなので機械的な可動部が無い。フラッシュメモリー技術の応用とは言ってもパッと見てUSBの内部構造とあまり変わらない。基盤をHDDサイズにして、インターフェースをPC対応にしてある違い位しか変わらない。
SSDは機械的駆動部が無いという事はお分かりいただけるだろう。実際フラッシュメモリーを使用していて動作音等は一切感じないし、転送速度に不満を感じることもない。

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