チノンテック、PTC(R) CoCreate(R) Model Managerで製品開発の生産性を向上

全社的な設計の効率化により、短納期、低コストの製品開発をより強化

PTCジャパン株式会社

2008-07-08 20:30

【2008年7月8日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、チノンテック株式会社がPTCの設計データ管理製品であるCoCreate Model Managerを活用し、より生産性の高い、製品開発基盤の構築を推進していることを発表しました。
チノンテックは、光学ユニットの設計製造において業界トップクラスを誇る、オプトメカトロニクスのリーディングカンパニーで、大手光学機器メーカーのOEM生産も手掛けています。チノンテックは従来から、エクスプリシット3次元CADソフトウェアであるCoCreate Modelingをフルに活用し、スピードとクオリティを兼ね備えた製品供給を実施しています。全社合わせて40ライセンス超のCoCreate Modelingを所有し、設計の3次元化による生産性の向上を実現しました。

■茅野工場での成功
チノンテックでは次なるフェーズにおいて、チノンテックが策定した全社活動プランによる経費・コスト削減のテーマに基づき、製品開発の効率化による短納期、低コストの製品開発の強化を新たな課題としていました。チノンテック茅野工場 精機製造部はチノンテックの中で、金型設計、プラスチック成形を担っており、金型業界には珍しく、プラスチックレンズ金型の受注販売も行っています。精機製造部では、3次元CADで設計したモデルデータを迅速に加工に回して、前倒しで検証することで、OEM発注元への納期短縮を実現し、競合優位性を高めたいという意向がありました。

そこで、製品開発から生産までのプロセス変革による、製品の早期市場投入を目的に、設計データ管理製品であるCoCreate Model Managerを導入し、3次元仕掛りデータ管理の実施を開始しました。特にパーツ点数の多い金型の取り扱いや、設計チームのメンバーが作成したモデルを別のメンバーが引き継いだり、再活用したりするのに、CoCreate Model Managerは効果を発揮しています。

CoCreate Model Manager は、CoCreate Modeling との緊密な統合により、概念設計から製品設計のリリースに至るまで、設計プロセスにおいて効率的な製品データ管理を行います。設計データの喪失や過誤による上書きを防ぎ、製品開発チームメンバーとの確実な連携作業を強力に支援します。精機製造部では、設計以外の下流工程の部門においても、最新の金型設計データを入手し、納期に対して前倒しで作業をすることが可能になりました。

また、精機製造部はCoCreate Model Managerの大規模アセンブリの取り扱いにおける優れたパフォーマンスを高く評価しています。軽量モデル表示により、設計者はわずかなシステムリソースを使用して迅速に大容量のモデルの操作や、モデルまたは部品のみをダウンロードすることができるため、より設計の効率化が加速されることを期待しています。

■ユニット事業本部への展開
チノンテックのユニット事業本部技術部は、茅野工場精機製造部での成果を受け、CoCreate Model Managerを採用する意向を固めました。「CoCreate Model Managerの導入により、設計者は他のチームメンバーの業務に影響を及ぼす可能性のある設計変更を常に把握することができます。また既存の部品や設計データを新規プロジェクトに再活用することでコストを低減しつつ、納期短縮、品質向上を実現できます。」とチノンテック ユニット事業本部技術部部長の柴 篤志氏は述べています。

チノンテックでは、全開発拠点のモデルデータを一元化し、共有・再活用を促進することでさらに生産性を高めるために、CoCreate Model Managerを全社的に展開する予定です。まずは、すでにCoCreate Model Managerを導入している部門での本格稼働を促進し、今後、工場間での3次元データの共有が可能な設計環境を構築することを計画しています。さらに、将来的には社内基幹システムと統合し、全社を通じた完全3次元化体制での製品開発環境の向上を目指しています。


PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズ・パブリッシングの各ソフトウェア・ソリューションを世界50,000社以上の企業に提供しており、その中には製造、出版、サービス、官公庁そしてライフサイエンスなどの産業分野における革新的な企業が含まれます。PTCの株式はNASDAQ市場に公開されており、S&P Midcap 400とRussell 2000の両指標に含まれています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、PLMソリューション製品群「Windchill」、エンタープライズ・パブリッシング・ソリューション「Arbortext」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング・製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト: (リンク »)


*PTCの社名、ロゴマークおよびPro/ENGINEER、Windchill、Arbortext、CoCreate、CoCreate Modeling、およびCoCreate Model ManagerなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。
その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


以上
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