フォーティネットが2008年上半期の実績と新しい経営陣を発表

高売上、マーケットニーズ、業務遂行によりもたらされた実績

フォーティネットジャパン合同会社

2008-09-26 13:00

UnifiedThreatManagement/統合脅威管理(以下、UTM)市場のリーディングベンダー、Fortinet<R>(本社:米国カリフォルニア州サニーベール、日本法人:フォーティネットジャパン株式会社、東京都港区、以下、フォーティネット)は本日、2008年上半期の当社業績に貢献したセールス、製品、市場、事業運営における主要な成果を発表しました。その中には、非GAAPベース(一般会計原則に基づかない財務指標)での営業採算性*がプラスになったことも含まれています。またフォーティネットの取締役会メンバーとして新たに2名が任命されました。シマンテックで財務担当副社長兼CFO(最高財務責任者)を務めていたグレッグ マイヤーズ(Greg Myers)と、ユーティースターコム 取締役会長のホン ルー(Hong Lu)です。
●取締役会メンバーの任命


グレッグ マイヤーズとホン ルーが新たに取締役会メンバーに任命され、数十年にわたる豊富な経験と実績をフォーティネットで発揮することになりました。セキュリティビジネスに精通したベテラン財務エグゼクティブであるグレッグ マイヤーズはインターネットセキュリティ技術のプロバイダであるシマンテックで1999年から2005年まで財務担当バイスプレジデント兼CFOを務めたほか、1993年から1999年までも同社で財務の上級職を歴任しました。現在はアルテラの取締役を務めています。また過去には次のような企業で取締役を務めていました。Packeteer(同社がブルーコートシステムズに買収されるまで)、マクスター(同社がシーゲイトテクノロジーに買収されるまで)、Inktomi(同社がYahooに買収されるまで)、株式非公開企業のウェブルート、カリフォルニア州立大学ヘイワード校で学士号、サンタクララ大学でMBAを取得。通信業界でその先見の明を高く評価されている起業家、ホン ルーはIPベースのネットワークおよび通信機器ソリューションの代表的プロバイダ、ユーティースターコムで1991年から2008年まで社長兼CEOを務めたほか、現在は同社の取締役会長を務めています。それ以前はユニテックテレコムを設立していますが、同社は後にスターコムネットワークと合併し、ユーティースターコムとなりました。また京セラインターナショナルの過半数所有子会社であるKyocera Unisonで1983年から1986年に同社が京セラと合併するまで社長兼CEOを務めていました。そのほかソフトウェア開発会社のユニソンワールドでCEOおよびCOOを務めました。カリフォルニア大学バークレー校で土木工学の学士号を取得しています。


●財務ハイライト


フォーティネットは2007年にネットワークセキュリティ製品およびサービスで取扱高(顧客に請求した正味金額)1億9,300万ドル、収入1億5,500万ドルを達成しています。2008年上半期に当社の取扱高は32%増の1億2000万ドルとなり、収入は前年同期の7,300万ドルから34%増加して9,800万ドルになりました。同社のビジネスの中で最も急成長している分野は、大企業向けおよびハイエンドのセキュリティアプライアンスの販売でした。またフォーティネットの繰延収入は、2008年上半期には、対前年比38%増加して、現金は1,500万ドルとなり、上半期末時点での現金、現預金、現金投資は1億500万ドルになりました。当社はGAAPに基づかない財務指標での営業採算性*が2008年第2四半期にプラスに転じたほか、2005年以来、キャッシュフローは毎年、増加を続けています。現在までにフォーティネットは、全世界のあらゆる規模の企業やサービスプロバイダに対し、35万台以上の複合脅威セキュリティアプライアンスを出荷してきました。
フォーティネットの創業者で同社の社長兼CEOであるケン ジー(Ken Xie)は次のように述べています。「データセキュリティおよびネットワークセキュリティに関連する無数の要求事項に対応できる非常に柔軟で迅速かつ安全性の高いプラットフォームという、フォーティネットだからこそ提供できる価値が評価され、全世界の大規模企業が、自社のITセキュリティを当社に任せています。市場での認知度の向上、全世界の大企業のお客様における導入、ビジネスの堅調な遂行が市場を上回るフォーティネットの成長を促進しています。また、当社の好調なキャッシュ状況および収入(すべての製品/サービス、地域、市場セグメントにわたってバランスが取れている)は、引き続きの成長と市場におけるチャンス獲得のための揺るぎない基盤をもたらしています」


●大企業およびサービスプロバイダ向けの主要ビジネスが成長を促進


フォーティネットの2008年上半期の売上は、通信、MSSP(マネージド セキュリティ サービス プロバイダ)、大規模企業、政府、金融サービス部門での注目すべきビジネスの成功に牽引されて伸びました。当上半期にFortiGateを導入した企業には次の各社が含まれます。ベライゾンコミュニケーション、ベルガコム、VMware、国泰世華銀行、中華電信、サムスンテスコ。全世界の大企業に対して営業力を拡大する中で、フォーティネットは下記のような案件も獲得しています。


・グローバル10の企業に対するPCI準拠プロジェクト


・グローバル25の企業に対する大規模なファイアウォール導入


・グローバル50の通信プロバイダに対するデータセンタ セキュリティプロジェクト


・グローバル100の金融企業の投資銀行ネットワーク保護


・グローバル100の携帯電話会社の社内ネットワーク保護


・グローバル100の企業に対するVoIPセキュリティと無線VPNの提供


これに加え、フォーティネットは2008年上半期に100万ドルを超える多数のビジネス案件を獲得しています。これにはグローバル30の通信キャリアに対するマネージド セキュリティ サービスに加え、グローバル200の通信キャリア、スペインの大規模医療サービスプロバイダ、米国連邦政府が含まれています。


●ビジネスのハイライト


フォーティネットはデータベースセキュリティおよびコンプライアンスソリューションのリーダー企業、IPLocks社の技術資産の取得を無事完了したことでビジネスを拡大しました。IPLocksの脆弱性査定ツールの取得と、同社のデータベースモニタリングおよび監査ツールの広範なライセンスにより、フォーティネットのネットワークセキュリティ ポートフォリオはデータベースアプリケーションのレベルにまで拡大しました。


またアナリスト企業IDCの調査によると、当社は10四半期連続して全世界のUTM市場におけるリーダー企業の座を守っています。2008年9月のIDC「四半期ワールドワイドセキュリティアプライアンス トラッカー」によると、フォーティネットは2008年上半期にUTMの出荷金額(Factory Revenue)で総合1位になったほか、全世界におけるハイエンドUTM(価格帯:5万ドル~9万9,000ドル)およびエンタープライズクラスUTM(価格帯:2万5,000ドル~4万9,900ドル)の出荷金額および出荷台数でも首位についています。このデータは、フォーティネットが大企業およびサービスプロバイダの間で地位を向上させていることを裏付けるものです。
2008年上半期におけるフォーティネットのビジネスのハイライトには、その他に、次のようなものがあります。


・新たな特許の取得:フォーティネットはネットワークの仮想化およびセキュリティ関連の発明に関して、米国特許商標局から新たに4件の特許を受けました。これらの新しい特許は、フォーティネットの成長目覚しい知的所有権ポートフォリオを強化するもので、フォーティネットが取得した特許の数はこれで18件になったほか、80件以上の特許を出願中および出願手続き中です。


・ISO 9001:2000の認定:フォーティネットの バーナビーおよびオタワ(カナダ)の拠点が品質マネジメント・システム標準であるISO 9001:2000の認定を受けました。これらの施設ではハードウェアおよびソフトウェアの設計と開発、FortiGuard<R>ネットワークサービス、技術文書化、製造に関する業務などを行っており、当社の研究開発の中核的拠点となっています。


・アンチスパムに関する認定: フォーティネットのFortiMail-4000A セキュアメッセージングアプライアンスは、業界でいち早くICSAアンチスパムの認定を受けました。


・FIPSのセキュリティ認定: フォーティネットのFortiClient<TM>PCエンドポイントセキュリティソフトウェアは、羨望の的であるFIPS(Federal Information Processing Standards:連邦情報処理標準)140-2レベル1およびレベル2の認定をNIST(National Institute of Standards and Technology:アメリカ国立標準技術研究所)から受けました。


* 「非GAAPベース(一般会計原則に基づかない財務指標)での営業採算性」は、非現金で株式ベースの報酬を加算後のGAAPに基づいた営業損失のことです。

用語解説

フォーティネット会社概要 ( (リンク ») )
フォーティネットは複合脅威に対応するASICベースのUTMシステムを提供するリーディングベンダーです。フォーティネットのセキュリティシステムは、セキュリティ性を高めるとともにトータルコストを下げることから、多くの企業やサービスプロバイダなどに利用されています。フォーティネットが提供するソリューションは初めから様々なセキュリティプロテクション(ファイアウォールや、アンチウイルス、侵入防御、VPN、アンチスパイウェア、アンチスパムなど)を統合するために作られており、ネットワークおよびコンテンツレベルの脅威から顧客を守るよう設計されています。カスタムASICと統合型インターフェースに優れたフォーティネットのソリューションはリモートオフィスから筐体ベースのソリューションに至るまで、統合管理 報告で優れたセキュリティ機能を提供します。フォーティネットのソリューションはこれまで様々な賞を世界中で受賞しており、ICSAから7種類の認定(ファイアウォール、アンチウイルス、IPSec、SSL、IPS、アンチスパイウェア、アンチスパム)を受けた唯一のセキュリティ製品です。フォーティネットはカリフォルニア州サニーベールに本社を置く非上場企業です。

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