ラリタン、データセンターの電力に関する新しい見識を提供する分岐回路モニタリング(BCM)システムを発表

分岐回路のインテリジェントな測定・監視により、アップタイムを向上させて電力消費を削減

ラリタン・ジャパン株式会社

2016-05-09 11:00

ラリタン・ジャパンは、コロケーション施設などのさまざまなデータセンターにおける電気容量や電力使用状況をリアルタイムで表示する分岐回路モニタリング(BCM)システムを発表しました。 新しいBCMシステムは、パネル・分電盤、フロアPDU、リモート電力パネル(RPP)、またはオーバーヘッドバスダクト・電力幹線システムの分岐回路をリアルタイムにモニタリングできます。
インテリジェントデータセンター管理とラック用電源管理ソリューションのリーディングプロバイダであるラリタン・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、米国本社:ニュージャージー州サマセット、以下 ラリタン)は、コロケーション施設などのさまざまなデータセンターにおける電気容量や電力使用状況をリアルタイムで表示する分岐回路モニタリング(BCM)システムを発表しました。
新しいBCMシステムは、パネル・分電盤、フロアPDU、リモート電力パネル(RPP)、またはオーバーヘッドバスダクト・電力幹線システムの分岐回路をリアルタイムにモニタリングできます。

最新のBCMは、IT装置ラックから上流の電力消費を監視するために、ラリタンの第3世代インテリジェントラックPDUと同じ技術を活用しています。パワーチェーン全体の可視化は、データセンターの状態を管理する上で不可欠です。たとえば、ある回路の電流がブレーカーの限界に近づいている場合、連鎖的なトラブルを防止できるよう、BCMからスタッフにアラートが送信されます。また、BCMはモジュール型を採用しているため、必要に応じて拡張可能であり、競合ソリューションよりも優れた費用対効果を発揮します。

ラリタンのパワービジネス担当ディレクター、デイビッド・ウッドは、次のように述べています。「当社のBCMソリューションにより、データセンターでのパネル・分電盤、RPP、またはオーバーヘッドバスダクト・電力幹線システムの主電源や分岐回路で、電気容量や電力使用状況のリアルタイムデータと履歴データを表示できるようになります。施設の増改築時や新築時にラリタンのBCMシステムを導入すると、エネルギーコストの削減、電力使用状況の追跡把握が可能となり、ダウンタイムを防止できます。」

コロケーションデータセンターに関しては、Mはユーザーの利用している機器の電力量を可視化し、サービスレベル契約(SLA)を履行できるようにします。ISO/IECが定める+/- 0.5%というビリンググレードの精度で消費電力量(kWh)を測定し、電流(A)、電圧(V)、電力(kW)、消費電力量(kVA)、力率などのデータを収集します。Webベースのユーザーインタフェースによるリモートアクセスや、高解像度カラーディスプレイタブレットからのローカルアクセスも可能です。
ラリタンのBCMシステムは、USBスティックでパネル一覧情報をアップロードするだけで簡単に設定できるため手動入力のミスがなくなります。

また、BCMシステムで収集された情報は、ビル管理システム(BMS)やデータセンターインフラ管理(DCIM)の電力モニタリングソフトウェア(ラリタンのパートナー企業であるサンバードソフトウェアなど)と共有できます。またBCMは環境センサーもサポートし、温度や湿度を監視します。

新しいBCMシステムは導入が容易で、モジュール式システムで、パワーメーター用コントローラー(PMC)、パワーメーター機能モジュール(PMM)、変流器(CT)、さまざまなエンクロージャーで構成されています。導入時にはCTの設置方向を自動検出して向きを調整し、再設置が必要となるようなコストのかかるミスを防止します。変流器は、装置ラックへの送電を止めずに通電中の回路の周りにはめ込むことができるため、既存のサービスが停止することはありません。


◆ ラリタンのBCM製品に対するお客様とパートナー各社による評価
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◇ユニシスデータセンターサービスのデータセンターマネージャー、ポール・カー氏
「ラリタンのBCMにより、当社はモニタリングソリューションを容易に拡張して、大規模な設備投資を行うことなく、急速に変化するニーズに対応できます。BCMのアプローチは、当社の装置と顧客の装置との境界線を維持しつつ、顧客の導入についての正確な見識をもたらします。当社の電力インフラの全体像を把握可能になりました。」

◇Tモバイルチェコ共和国の地域データセンター施設開発担当、アウレル・ヴァシレスク氏
「当社がBCMキットを気に入っている理由は、コンパクトで導入と構成が容易な点であり、また、ラックの電力消費、利用可能な電力容量、容量閾値などを完全に把握できる、多くの便利な機能が備わっていることです。非常にシンプルな理由です。」

◇サンバードソフトウェアのディレクター、ジェームズ・サーウィンスキー氏
「ラリタンの新しいBCMシステムにより、コロケーションおよびレガシーデータセンターのオペレーターは、これまでにないレベルの精度と広範な電力情報を得ることができます。これにより、より多くのデータセンターが、リアルタイムのエネルギー使用状況やラック容量レベルを監視してメリットを享受し、サンバードのPower IQ DCIMモニタリングソフトウェアを用いてエネルギービリングレポートを容易に作成できるようになります。」-


◆ BCMの販売について
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◇販売経路:チャネルパートナー経由
◇販売価格:オープン価格

BCMは、分岐回路モニターキット、およびバスダクト・幹線モニターキットとして利用できます。
非常にシンプルなので、有資格の電気技術者であれば簡単に設置・構成可能です。
床下、壁面取り付け、ITラックへの搭載、DINレール使用などの取り付けオプションがあります。

このプレスリリースの付帯情報

用語解説

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■ラリタンについて
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(リンク »)
ルグラングループの一員であるラリタンは、データセンターやITプロフェッショナルに最適なインテリジェントラックPDU、BCM(分岐回路モニタリング)、環境センサー、KVM-over-IPスイッチ、シリアルコンソールサーバー、およびA/Vソリューションを提供する信頼できるプロバイダーです。ラリタンは1985年に設立され、米国ニュージャージー州に本社を置き、世界76カ国、6万カ所以上の導入サイトにおいて、多数の受賞歴を持つラリタンのハードウェアソリューションは、中小規模からエンタープライズ規模のデータセンター / コロケーションデータセンターの電源効率と信頼性の改善、生産性の向上に貢献しています。また、IT部門がミッションクリティカルな環境を管理するのに不可欠な、セキュアで信頼性の高いアクセスツールを提供しています。

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