セキュリティフライデーとインターコムが協業。純国産の情報漏洩対策ソリューションを提供!

サイバー攻撃から内部者による不正まで、様々な要因に対応する情報漏洩対策ソリューション

株式会社インターコム

2016-08-26 11:05

アズビル セキュリティフライデー株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:佐内 大司、以下、セキュリティフライデー)と株式会社インターコム(本社:東京都台東区、代表取締役社長:松原 由高、以下、インターコム)は、法人向けセキュリティ ソリューションの分野での協業に合意しました。サイバー攻撃から内部者の不正行為まで、組織の情報漏洩につながる様々な要因に対応するソリューションを新開発し、2016年度中に提供を開始します。
本ソリューションは、セキュリティフライデーが提供するサイバー攻撃検知システム「VISUACTTM -X (ビジュアクト エックス)」と、インターコムが提供する情報漏洩対策+IT資産管理システム「MaLion (マリオン)」の連携により実現します。純国産ソフトウェアベンダー同士が協業することで、情報漏洩対策ソリューションに関する国内のニーズを的確に捉えた製品化を可能にします。


■「VISUACT-X・MaLion 連携ソリューション」 構成イメージ
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近年、深刻な被害が報告された大規模な組織の情報漏洩事件は以下の2点に大別できます。今回の協業により、この両ケースに対応できる総合的な情報漏洩対策ソリューションを提供します。

(1)マルウェアを忍ばせた添付ファイル付きメール(標的型メール)を送り込み、マルウェアに感染させたPCを踏み台にして機密情報を窃取するタイプに代表される “サイバー攻撃による漏洩” のケース。

(2)内部関係者が私物のスマートフォンやUSBメモリを特定のPCに接続して不正に機密情報を持ち出すタイプに代表される “内部犯行による漏洩” のケース。


(1)のケースでは、従来のパターンマッチング方式によるウイルス対策ソフトの場合、新種のマルウェアを送り込んでくるサイバー攻撃には対応できないことがあります※1。さらに近年の標的型メールは、自然な日本語で業務上のメールを装っているなど侵入時の手口が巧妙化しており、マルウェアの侵入そのものを完全に防ぐことが難しくなっています。「VISUACT-X」では、セキュリティフライデーの先進技術であるTAAN1 テクノロジー※2 により、ネットワーク上の挙動を多面的に解析します。これにより、内部への侵入を許した様々なタイプのマルウェアの活動を早期に検知し、感染したPCを「MaLion」によってネットワークから遮断することで、機密情報の漏洩を未然に防ぐことができます。
また(2)のケースでは、スマートフォン、USBメモリ、外付け型HDD、メモリカードリーダー、CD/DVDドライブなど様々な外部デバイスの接続制御が求められます。「MaLion」では、このような外部デバイスの接続制御に対応している上、WindowsとMacの両PCを操作監視の対象としているため、ほぼすべての従業員のPCにおいて、機密情報の不正な持ち出しを防ぐことができます。

なお今回の製品連携により、「VISUACT-X」がリアルタイムに検知したサイバー攻撃情報(ログ)はそのまま「MaLion」に受け渡されます。これにより、「MaLion」の管理画面にサイバー攻撃に関する警告を通知したり、サイバー攻撃によってマルウェアに感染した疑いのある端末を即座に社内ネットワークから遮断したりするなどの対応が可能となります。

今後の予定としては、2016年度中にパッケージ版(オンプレミス)の「MaLion 5」と「VISUACT-X」の間で連携機能の一部に対応させ、両社の販売パートナーを通じて第一弾の提供を開始します。サイバー攻撃対策ソリューションの利用ユーザーは、一般的に数千から数万クライアント規模の大企業が中心となります。本連携ソリューションは比較的安価な価格帯で提供することで、数百から数千クライアント規模の中堅・中小企業をメインターゲットに普及を図っていきます。


※1 既知のマルウェアが持つ特徴的なプログラムコードをパターンとしてあらかじめ定義しておき、検査対象のファイルと比較することで検出を行うため、定義されていない新種のマルウェアなどの検出は困難となる。

※2 ネットワークパケットの中から特徴的なパラメータを抽出し、サイバー攻撃及び管理者アクセスの可能性を判定するフィルタリング技術。

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■「VISUACT-X ・ MaLion 連携ソリューション」 について

□システム概念図
ファイルサーバーや認証サーバー、あるいは拠点同士をつなぐVPNサーバーなど、マルウェアに感染した内部端末からの拡散や攻撃の経路となるポイント(ネットワークスイッチのミラーポート)に「VISUACT-X」サーバーを接続することで、ネットワークの監視を行います。既存のシステム構成に影響を与えることなく導入できます。また従業員の各PCに導入した「MaLion」の端末エージェントによって、様々な操作を監視・制御します。管理者は「VISUACT-X」や「MaLion」で収集したログを基に、「MaLion」の管理コンソールで一元管理します。
(リンク »)


□実装予定の連携機能(一例)
●「VISUACT-X」がリアルタイムに検知したサイバー攻撃情報(ログ)を「MaLion」の管理画面に表示 (リアルタイム警告通知)。

●「VISUACT-X」で収集した一定期間におけるサイバー攻撃情報を基に、「MaLion」でレポートを作成(インシデント件数レポート)。

●「VISUACT-X」が検知したサイバー攻撃情報を基に、マルウェアに感染した端末を特定し即座に社内ネットワークから遮断。


□提供開始予定
2016年度中に「MaLion 5」と「VISUACT-X」の間で連携機能の一部に対応させ、第一弾として提供開始。

※本連携ソリューションは、連携機能に対応した「MaLion」と「VISUACT-X」をそれぞれご導入(新規導入およびバージョンアップ・リビジョンアップ)いただく形となります。
※第一弾提供開始後、順次機能強化を図っていきます。


□ニュースリリース掲載サイト
●アズビル セキュリティフライデー Webサイト
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●VISUACT Webサイト
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●インターコム Webサイト
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□製品画像データ
(リンク »)


□製品情報サイト
●VISUACT-X   (リンク »)
●MaLion 5  (リンク »)

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■「VISUACT-X」 について
VISUACT-XはITシステムに侵入したサイバー攻撃を検知するネットワークセンサです。ITシステムの内部への侵入を許してしまったサイバー攻撃をリアルタイムで検知します。拡散や基盤構築などの攻撃準備をしている段階でいち早く検知することで、大きな被害が発生する前に対策をとることが可能になります。

<特長>
◆ITシステムを流れる膨大な通信の中からサイバー攻撃だけを検知し、通知します。
◆インシデント事後調査に必要となる管理者レベルのネットワークアクセスを記録します。
◆ネットワーク監視型を採用しているため他のシステムに干渉しません。
◇稼働中のITシステムに悪影響を及ぼすことなく低リスクで導入できます。
◇他のセキュリティシステムと組み合わせることで、より精度の高いサイバー攻撃検知システムの構築が実現できます。


■「MaLion」 について
組織の情報漏洩対策やIT資産管理を総合的に支援するソフトウェアとしてインターコムが開発。Webアクセス監視、送受信メール監視、外部デバイス接続監視、印刷監視、アプリケーション起動監視、ファイルアクセス監視など、様々なPC操作監視機能を標準搭載しています。お客様の利用環境に応じてお選びいただけるよう、オンプレミス型の「MaLion 5」とクラウド(SaaS)型の「MaLion Cloud」の2種類をラインアップしています。2006年のVer.1発売から数えて、今年で10周年を迎えました。

最新版(Ver.5)の特長としては、WindowsとMacの両端末の一元管理に対応し、特にMac PCの操作制御機能について高いアドバンテージを誇っています。さらに、旧バージョンでも好評であった直感的に利用できる優れた操作性については、その長所をそのまま継承しています。また、データベースなどのサーバー環境はLinux(CentOS)やPostgreSQLといったオープンソースソフトウェアにも対応しています。サーバーライセンス費用を大幅に抑えたシステム構築が可能であり、コストパフォーマンスの面でもアドバンテージを誇ります。

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■アズビル セキュリティフライデー株式会社の会社概要
□設立:2003年4月16日
□代表取締役:佐内大司
□資本金:5,000万円
□本社所在地:〒251-0052 藤沢市藤沢89-1
□TEL:0466-26-5666
□URL: (リンク »)
□事業内容:アズビル セキュリティフライデーは、azbilグループの一員です。アズビル株式会社(当時 株式会社 山武)の、ネットワークセキュリティ技術の研究チームとして、2000年4月に発足、2003年4月に株式会社として設立されました。現在は、主にソフトウェアの開発・販売、コンピュータネットワークおよびコンピュータ関連機器の開発・製造・販売を行っています。


■株式会社インターコムの会社概要
□設立:1982年6月8日
□代表取締役会長 CEO:高橋啓介
□代表取締役社長:松原由高
□資本金:8,400万円
□本社所在地:〒110-8654 東京都台東区台東1-3-5 反町ビル
□TEL:03-3839-6231 (代表)
□URL: (リンク »)
□事業内容:1982 年の創業以来、コンピュータ向け通信ソフトウェア専門の研究開発型カンパニーとして、「Biware」「まいと~く」「FALCON」など数々の製品を生み出し、今日ではコンピュータ業界を通して“通信のインターコム”との評価をいただくほどになりました。近年は、「通信」「運用管理」「サービスデスク」関連ソフトウェアの企画・開発・販売、およびクラウドやモバイルを活用した企業向けサービスの提供を行っています。

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■「VISUACT-X」に関する問い合わせ先
アズビル セキュリティフライデー株式会社
営業部
TEL: 0466-26-5666
E-Mail: sales@securityfriday.com


■「MaLion」に関する問い合わせ先
株式会社インターコム
営業本部 クライアント管理グループ
TEL: 03-3839-6769
お問い合わせフォーム:
(リンク »)


■本ニュースリリースに関する報道関係者からの問い合わせ先
アズビル セキュリティフライデー株式会社
営業部
TEL: 0466-26-5666
E-Mail: sales@securityfriday.com

株式会社インターコム
営業本部 営業推進部 広報宣伝グループ 山中 弘重、澤田 季治
TEL: 03-3839-6775  
E-Mail: market011@intercom.co.jp


※VISUACTは、アズビル株式会社の商標で、アズビル セキュリティフライデー株式会社が使用している商標です。
※interCOM は、株式会社インターコムの登録商標です。
※その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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