日経BPコンサルティング(東京都港区、樫村弘幸社長)はこのほど、「携帯電話キャリア・端末乗り換え意向調査2008 2Q(第2四半期)」(http://consult.nikkeibp.co.jp/consult/norik2008/index-2q2008.html)の結果をまとめた。本調査は、携帯電話のナンバーポータビリティ(MNP)制度が開始される直前の2006年10月より四半期ごとに行っている。7回目となる今回は、2008年第1四半期(1~3月)における乗り換え市場の実態と、2008年第2四半期(4~6月)の乗り換え意向について調査している。なお、サンプル数はMNP関連の調査で国内最大級の約10万人であり、今回調査では15歳以上の携帯電話ユーザー8万6702人から回答を得た。
縮小傾向にあったキャリア乗り換え市場(MNPを利用しない乗り換えも含む)であったが、2008年1~3月は新年度直前ということも影響してか、2007年10~12月の市場規模よりも約1割拡大して185万契約となった。そのうちMNPによるキャリア乗り換えは、全体の7割弱にあたる125万契約であった(本調査結果に基づき日経BPコンサルティングが算出)。
キャリア別シェアでは、ソフトバンクが純流入20万契約で初の首位に立ち、これまでトップをひた走ってきたKDDI(au)を退けた。2位KDDI(au)の純流入はソフトバンクと2万の差で18万、3位のNTTドコモにおいては38万が純流出という結果となった。ソフトバンクは、新年度直前というタイミングに合わせ、「ホワイト学割」で学生ユーザーを積極的に取り込んだことが今回の勝因につながったものとみられる。
本調査結果は、調査報告書として集計データ、ローデータを提供しており、約10万人分のデータを性別、年代別、都道府県別でクロス分析することができる。
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