バイオ技術を核に焼酎や清酒などの酒類事業、酵素医薬品事業などを展開するオエノンホールディングス株式会社は、近年の積極的なM&A戦略により12の事業会社を傘下に持ち収益拡大基盤を大きく拡大している。グループ全体としてのシナジー(相乗効果)を図るべく、原材料の共同購入、工場の統廃合、物流や営業拠点の統合、人事制度の統一などの施策ともに同社が取り組んだのが情報基盤の整備だ。本レポートでは、各事業会社別だった情報基盤を統一し、現場におけるPDCAサイクルの迅速化とグループ全体としての経営情報の見える化、それに伴う経営判断のスピードアップを実現した同社の取り組みに迫ります。