事例のご紹介 Vol.10 | 事業継続

EMCジャパン株式会社

2009-08-18

■RecoverPointを活用し、異機種混合の複雑なシステム環境を丸ごとディザスタ・リカバリ■


福岡県・北九州市に本拠を置く、老舗の電機メーカーの安川電機では、コストをかけずに増大するデータに対応するため、EMCの全体最適化プログラムを採用。その際、以前より課題であった災害対策に着目した。そこでは、複雑な環境下にあるシステムをすべてレプリケーションするにはどのようにすればいいのかが問題になっていた。それを解決したのが継続的リモート・レプリケーションが可能な「RecoverPoint」であった。


■モータ、ロボットなどの産業機器からシステムエンジニアリング、ソフト開発まで幅広く手がける北九州の老舗電機メーカー■


安川電機は、福岡県・北九州市に本拠を置く、老舗の電機メーカー。ACサーボモータ・制御装置、汎用インバータ、工作機械用AC主軸モータ・制御装置、リニアモータ・制御装置、DCサーボモータ・制御装置などの「モーションコントロール」、溶接ロボット、塗装ロボット、ロボット応用FAシステム、医療・福祉サービスロボットなどの「ロボット」、鉄鋼プラント用電機システム、上下水道用電気計装システム、道路設備電源システム、環境プラント用電機システム、パワーメカトロシステムなどの「システムエンジニアリング」、二次元コードマーキング・読取装置、情報処理ソフト及びサービスなどの「情報」などのさまざまな分野において製造、販売、据付、保守、エンジニアリング等の事業展開を行っている。


安川電機の情報システムは、老舗の電機メーカーだけあって古くから構築されており、2000年に現在の情報システム基礎となるインフラの再構築を行った。当時はダウンサイジングが流行しており、基幹システムをメインフレームからERPを中核としたクライアント−サーバの仕組みに再構築している。この際、大量のデータを保存するためにストレージとしてSymmetrix DMXを導入した。当初は4TBレベル容量でも十分であったが、実際にシステムが稼動して業務の運用が始まると、データ量は加速度的に増え、これを何とかしなければならないという命題があがった。その後ストレージの容量は10TBを超え、サーバは180台が接続されるようになった。今までの手法どおり、システム要件に合わせてサーバを追加し、データが増えるとディスクを追加するという方法で対応していたのでは費用がかさみ、かつサービス効率も低下する一方である。そこで、将来を見据えた情報システムインフラの見直しが必要だと感じていた。


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