■EMCにおけるDocumentumの位置づけと製品ポートフォリオ■
EMCの戦略には、保存、保護、最適化、活用という4つのレイヤがあるが、Documentumは活用レイヤに属している。つまり、情報を活用することに利用するもので、askOnce、acartus、CAPTIVAと行った製品も、現在ではDocumentumに組み込まれている。
Documentumの製品群には、一番有名な「統制文書管理」に加えて、受注/契約書管理や購買管理といった業務のワークフローを行う「プロセス管理」、Webコンテンツのパブリッシングや著作権管理などを行う「リッチメディア管理」、最後に、横断検索や社内外のコラボレーション、IRMを行う「コラボレーション」という4つの分野がある。
Documentum製品は業務要件に合わせて製品を選択できる。Documentumはコンテンツ管理アプリケーションを構築するための開発プラットフォームであり、ミドルウェアだ。つまり、Documentumと一言で言っても、チェックイン/アウト、バージョン管理、ワークフローなど機能単位にたくさんの機能がある。つまり、あくまでもミドルウェアなので、お客様の要件に合わせてアプリケーションを構築するものなのだ。多種多様の機能を持っているので利用目的は多様だ。そのため、業務・業種のテンプレートやソリューションフレームワークが必要になる。それを使ってDocumentumの価値を提供していく。
ほかにも、eRoom、IRM、Captiva、SourceOneなどのツールも提供している。こちらはすでに利便性を追及する機能が含まれており、アプリケーションを構築する必要はなく、利用目的は明確だ。ちなみに、eRoomは社内外のコラボレーションを行うもの、IRMは情報漏えい対策、 Captivaは紙をスキャンして電子化するもの、SourceOneはE-mailのアーカイブを行うものだ。
■エンタープライズコンテンツ管理■
Documentumは非常に機能群が多いので、セッティングすることでお客様の用途にぴったりのものが作れる。つまり最小の開発コストで最適なものが提供できるのだ。つぎに、単一のプラットフォームでいろいろなことができることも大きな特徴だ。他の製品ならアドオンでいろいろな製品を組み合わせなければならないところを、Documentumならワンストップで拡張することができる。3つ目の特徴はインフラとしての拡張性に優れているということが上げられる。コンテンツ管理は部門単位で導入することが多く、他部門や海外へ展開したいというときには、拡張性が鍵になる。そいうときでもDocumentum はもともと分散環境を考えて作られているので、柔軟に対応することができる。たとえば、Documentumが得意な分野に製薬があるが、この分野では日本、アメリカ、ヨーロッパにおいて承認を行う必要があり、分散環境が必須となる。そのためこの分野では多くの会社がDocumentumを利用している。このように、柔軟に拡張できることもDocumentumの大きな特徴だ。
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