■要約■
企業が保有する情報は増加の一途をたどっているが、IT予算が厳しい中では情報の増加に合わせてストレージを拡張することは難しい。現在、ストレージのユーザーは、情報が増えても拡張・増設せずに、データを整理している。
それを示すとおり、調査によればユーザーの約65%は古くなり増加しているデータを、削除または移動している。
一方、現在のIT投資の内訳を見てみると、I T投資の約7割は既存のシステムを維持・運用するためだけに使われている。IT予算が厳しい中で競争力向上のための戦略的なIT投資を行うには、維持・運用のコストをどのように下げるかが重要なのだ。
最新のストレージには、データが増加しても極力増設せず、自動で整理し全体のデータ容量を減らすことが可能な機能がある。しかも、お買い得な価格でその機能を持つストレージを導入可能だ。
■ユーザーの約65%は古くなったデータを削除/移動している■
□既存データの整理に多くの工数を割いている現状□
企業が生み出し保有するあらゆる情報が電子化されていき、また1つの情報あたりのデータ容量も増えてきているため、ストレージの容量は増加する一方だ。しかしながら、この厳しい経済状況下ではストレージの買い替えや増設は容易ではないだろう。
そのような状況下で、多くのユーザーは不要なデータを整理して削除または移動するといった運用をしているのではないだろうか。
調査会社であるテクノ・システム・リサーチ社の調査によると、ユーザーの約65%は、古くなり増加しているデータを削除または別の保管媒体に移動する、という運用をしていることが分かっている。
不要なデータを整理して削除・移動するというのは、リソースの無駄遣いを減らすため普通に行われている作業ではあるが、I T予算が厳しくなって来ている現在では、より一層ストレージ内のデータ増加を抑えたいというのが現状だろう。
しかしながら実際、ストレージの内部を整理して、古くなったデータを抽出したり、不要なデータかどうかを判別したり、削除するのは非常に面倒な作業であり、多くの工数がかかるだろう。それは、すなわち管理コストの増大を招いていると言える。
一般的な企業では、IT投資の中の約7割は、維持・運用・保守に使われている。運用を効率化し、維持・運用にかかわるコストを削減しなければ、全体のコスト削減が図れないばかりか、戦略的なIT投資の規模はますます小さくなってしまうわけだ。
□最新ストレージでは、データを自動整理し「できるだけ拡張しない」ことも可能□
従来は、増え続けるデータに対して、ストレージの容量や規模が「迅速に、かつスムーズに拡張」できる機能が求められていた。もちろん、拡張機能も重要だが、IT予算が厳しい現状では、「できるだけ拡張しなくて済む」機能がより求められているのではないだろうか。
最新のストレージでは、できるだけ拡張しなくて済むよう、データを自動で整理する機能が実装されている。
ここでは、簡単にストレージ内のデータを整理し、データ容量を削減する方法を紹介しよう。主に、左の3つの機能があげられる。
続きはこちらから >> (»リンク)
EMCジャパンのTech Communityサイト (»リンク) では、ストレージや情報管理に関する最新技術を多数紹介しています。
企業ブログ
-
【EMC Tech Communityサイト】事例紹介 Vol.62 | グローバル・カンパニーにおけるパフォーマンスやストレージ使用率の向上とコスト削減を両立させる取り組み
アメリカのオハイオ州Olmstedに本社を置き、アメリカ、カナダ、メキシコ、中央アメ...
2012-10-31