■エグゼクティブ・サマリー■
□最小限の設置面積で実現するCPU性能を活用したインライン重複除外□
その低コスト性から長らくデータ保護用途のストレージ媒体としてはテープが大勢を占めていましたが、ディスクベースの重複除外ストレージ・システムにその座を受け渡しつつあります。重複除外とは、必要ストレージ容量の劇的な削減を可能にする1つの手法のことです。これにより、重複除外システムでは、大幅にディスク・ドライブが少なくてすみます。また、ディスク・ストレージ・システムは、テープ・オートメーションと比較しても十分コスト効果が高いものと言えます。
しかしながら、重複除外製品の多くが、その期待を裏切ってより多くのディスク・ドライブを搭載していることに驚かれるかもしれません。実装方法について慎重に考慮しなければ、重複除外のためにディスク・ドライブに大きな負荷がかかります。ディスク・システムのパフォーマンスを向上させる従来の手法は、より高速で高価なディスクを、より多く搭載するというものです。これにより、アクセスと転送速度が比較的低いスピンドル間でロードを分散させることができます。残念なことに、この手法ではハードウェア資源を最小化するという目的に反し、既存のテープ・ライブラリと比較してコスト高になってしまいます。低コストで大容量のSATAドライブを使用した場合には、1本あたりの容量が大きいので、結果として必要以上の容量のディスクを所有することになります。 I/Oパフォーマンスの向上のためだけにディスクを追加すると、不要な容量に対する費用を負担しなければなりません。
EMC Data Domainは、この課題を、Data Domain Operating System(DDOS)内のSISL(Stream-Informed Segment Layout)スケーリング・アーキテクチャを用いて早期に解決しました。このアーキテクチャは、重複除外スループットの拡張性を最適化し、ディスク・アクセスを抑えることで設置面積を最小化します。これにより、システムのスループットにCPU性能を活用することができます。つまり、CPU性能が上がれば、バックアップのパフォーマンスも同時に向上するアーキテクチャになっています。
■概要■
このホワイト・ペーパーでは、Data Domain SISLのアプローチと、いかにこの技術が重複除外を最適化するかについてご紹介しています。
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2012-10-31