現在ITインフラのコスト削減を主な目的として、多くの企業がサーバの仮想化を進めていますが、サーバ仮想化でコストが削減されるのは、文字通りサーバとその運用になります。デスクトップ仮想化も同様です。また、仮想化することで、サーバのリソース利用率を効率化しながら、アプリケーションが動的に大きなサーバリソースを利用したり、サーバ上の仮想マシンを簡単に増やすことができるようになりますが、この柔軟性を生かそうとしたときに、ストレージのパフォーマンスがボトルネックになります。そこで、多くの企業が、ストレージの利用効率の見直しをする前に、(従来通りリソース利用効率が悪いままの)ストレージにハードウェアリソースを増設することで、コストが増加するという結果になっています。たとえば、デスクトップを仮想化したときに朝のBoot Storm(出勤時間帯にOS起動が集中する)に対して、この時間帯の負荷をベースにストレージを増設するのは、全体からみるとムダの多い投資となります。ITインフラ全体のコストを削減したい多くの企業は、今このギャップに悩んでいると言えます。
それを解決する手段として現在、ストレージの自動階層化が注目を集めており、EMCが業界で初めて2009年にこの機能を市場に出して以来、多くのエンタープライズ・ストレージ・メーカーがこの機能の提供を発表するに至っています。自動階層化は、ファイバチャネルと高性能のフラッシュドライブ、低コストのSATAを一つのシステム内に混在させて階層化し、アクセス頻度に応じてデータを自動的に適切な階層へ移動することで、必要なときに必要なパフォーマンスを得ながら、保存コストの削減を実現するものです。これにより、今あるストレージリソースの利用を最大化(追加投資の必要性を最小化)し、仮想サーバとの投資ギャップを埋めることができます。
しかし、多くのメーカーがこの機能をサポートするに至った今、違いがよく分からないといった方もおられることと思います。そんな方々のために、今回EMCが提供する自動階層化技術FAST VPは他社とどこが違うのか、その4つの優位性を以下にご紹介します。
■FAST VPの優位性① 圧倒的な実績■
EMCは業界でも圧倒的な階層化ストレージの実績を持ちます。特に性能要件の高い重要なアプリケーションに対してフラッシュドライブを適用した階層化の実績は群を抜いています。その指標となるフラッシュドライブの出荷容量はこれまでに13PB以上にも及びます。
またEMCはこれらの実績の中で3,500以上の本番環境の540億以上のI/Oワークロードをトレース・分析することにより最適な自動階層化のアルゴリズムを開発しました。その自動階層化技術は、2009年に業界で最も早く提供開始してから既に数百システム以上への導入実績を持ちます。これほどの実績に裏打ちされた自動階層化技術はFAST VPをおいて他にありません。
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2012-10-31