ビジネスを変えるビッグデータ
顧客の購買プロセスは、常に変化しています。今この瞬間、なにが売れたのか、いくつ売れたのか、誰が売ったのか、そして誰が買ったのか――時々刻々と生成されるデータを活用しない手はありません。しかし、1週間後に集計・分析しているようでは生き残れない世の中になりました。
「売る」ためにIT部門ができることはなんでしょうか。大量のデータを支えるに足る基盤を構築するだけでなく、「今」を分析する基盤も整える必要があります。それこそが、課題でもありチャレンジをも指し示すキーワード「ビッグデータ」なのです。
特集:ビッグデータとは何か--課題と機会、ベンダーの戦略
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「ビッグデータ」が今日のIT業界における重要キーワードとなっていることに異論のある人はいないだろう。本特集では、テックバイザージェイピーの栗原潔氏が「ビッグデータ」の機会と課題、各ベンダーの戦略を解説する。
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大量かつ非定型、場合によってはリアルタイムという特性を持つ「ビッグデータ」。今回はビッグデータを適切に処理するためのテクノロジの動向を解説する。
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前回は「ビッグデータ」の世界における最も下の階層であるストレージについて見てきた。今回は、ひとつ階層を上げて「ビッグデータ」のデータ管理の階層を見ていくことにしよう。
海外エグゼクティブ・インタビュー
Hadoopをめぐって ビッグデータ座談会
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近年のITインフラにとって、ビッグデータの取扱いは極めて深刻な課題とされている。ビッグデータを迅速かつリアルタイムに処理することは、インターネット上に氾濫する情報のビジネスへの活用に直結するからだ。
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Hadoopの活用に取り組んでいる3社の担当者に、ビッグデータという観点からITインフラを語ってもらう本座談会。前編「ビッグデータは新しい付加価値を生み出す」では、Hadoopの導入状況や各企業の取り組みについて議論を進めた。
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Hadoopの活用に取り組む3社の担当者に、ビッグデータという観点からITインフラを語ってもらう本座談会。前編と中編では、Hadoopの導入状況にはじまり、ビッグデータとは何か、なぜそれが必要とされるのかなどを議論した。
解説記事
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日本IBMは8月31日、いわゆるビッグデータを活用するためのソフトウェア「IBM InfoSphere BigInsights Enterprise Edition V1.2」を発表した。9月2日から提供を開始する。
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富士通は8月30日、ビッグデータを活用するクラウド基盤「コンバージェンスサービス・プラットフォーム(仮称)」の先行版を、2011年度第4四半期に提供を開始、順次サービスを展開していくと発表した。
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Hewlett-Packard(HP)が米国時間8月18日の四半期決算発表の中で明らかにしたPC事業の分離とwebOSデバイス事業の終了に関する決定は、大きな波紋を呼んだ。
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日本IBMは、データ転送速度を最大4倍に高速化したディスクストレージの新製品「IBM XIV Storage Gen3」を9月8日から出荷すると発表した。
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トライアルカンパニーは、データ分析基盤に東京エレクトロン デバイス(TED)のデータウェアハウス(DWH)「Greenplum on Dell パッケージ」を導入した。TEDが6月30日に発表した。
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Accentureは、企業システムの動向やベンダーの動向、ITの研究開発の進展などを分析、今後5年以内にどのような技術が重要になるのかを定義する「Technology Vision」をまとめている。
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EMCジャパンは1月26日、2011年の事業戦略について会見を開催し、1月1日付で同社の代表取締役社長に就任した山野修氏が「顧客をプライベートとパブリッククラウドへの旅に案内する」と、新たな戦略を紹介した。
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2009年に引き続き2010年もビジネスインテリジェンス(BI)と、その基盤となるデータウェアハウス(DWH)市場では、さまざまな動きが起きている。