効率的なアプリケーション集約の必要性

 システムのオープン化が進んだ弊害として、個々のシステムがサイロ化したという話はよく耳にする。業務ごとに孤立したシステムとなり、それぞれにデータベースがあり、それぞれにアプリケーション実行環境が存在する。また、グローバル化が進みつつある現状では、同じような業務処理をしているにもかかわらず、国ごとに個別システムが稼働している例も珍しくない。別々のシステムを動かすというのは、迅速にグローバル化を進めるためにはいた仕方がないとも言えるが、さらなる展開や買収でビジネスが拡大すれば、管理すべきシステムはどんどん増えることになる。

 サイロ化したシステムが増えれば、管理工数は増大しリソースの無駄も拡大する。そのため、なんとかばらばらなシステムを集約するのが最近のトレンドだ。これには、大規模なブレードサーバーなどで1つにする方法もあるが、それだけでは物理的に集約できてもアプリケーション実行環境はばらばらのまま。管理工数は減らないし、リソースの有効活用もままならない。仮想化サーバーで集約する方法もあるが、これもまたアプリケーション実行環境は減らないし、場合によっては仮想化レイヤーという新たな管理対象が増えかねない。

 効率的なアプリケーションの集約を行うには、個別なアプリケーション部分と、共通化できるアプリケーション実行環境をまずは明確に分離する必要がある。そしてこの共通化できる部分において、リソースを適切に配置し柔軟にコントロールできれば、柔軟性が増しビジネス変化への迅速な対応も可能となる。そして、これを実現するのが最新のミドルウェア・ソフトウェアの重要な役割なのだ。Oracle Fusion Middlewareは、まさにこの共通化すべき部分を適切かつ効率的に管理運用するためのソフトウェア群となっている。

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