3.「技術英語」の第1のポイントは前回の「英語として正しく書くこと」でしたが、今回は第2のポイント「わかりやすい英語を書くこと」についてご説明します。「わかりやすい英語」とは、読み返したりせず1度読んだだけで理解できるように書かれた英語です。<問題>で、そのような理解を妨げる要因を見ていくことにしましょう。
4.冗長な表現の代表格として「ダミー動詞を使う名詞構文」というものがあります。
たとえば、「話し合いをする」はdiscussという動詞1語で済むものを、haveadiscussionと表すものです。haveadiscussionという表現は、その意味の大部分をdiscussionという名詞が受け持っており、動詞haveは形式的に動詞であることを示すだけで実質的な意味はほとんどありません。
このように「ダミー動詞を使う名詞構文」は欠点が多いのでなるべく避けて、実質的な動詞を使う構文にするべき、コツを学びましょう。
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