名古屋に本社を置く名工建設は、鉄道関連工事をはじめとする土木、建設に強い。公共事業の縮小などにより、建設業界の経営環境も厳しさを増していることから、同社は、鉄道の保守事業を基盤に、オフィスビル・マンションの補修・維持という新たなビジネスへの進出を図っている。そのため、顧客・案件情報の効率的管理が必須となり、システムのWeb化を契機に、Oracle Siebel CRMを採用した。その結果、営業要員全員が情報を共有でき、約30年分のデータ資産を事業の効率化のために活用できるようになった。成功の秘訣と、今後の進化の方向性を、企画本部 経営企画部 部長の渡会政敏氏が語る。