エンハンスドTVのキラーアプリになるインタラクティブプログラムガイド

株式会社データリソース

2004-10-20 17:30

インタラクティブプログラムガイドによってエンドユーザーはテレビ番組や映画やスポーツイベントを何千ものオプションから探すことができる。また簡単に視聴する番組を選び、後で見るためにタグをつけたり、ビデオに予約録画したりできる。
インタラクティブプログラムガイド(IPG)はテレビ視聴者にとってエンターテインメントポータルになりつつあり、2008年までに世界の市場規模は10億ドル近くにまで成長するとインスタット/MDR 社は報告している。インタラクティブプログラムガイドは、高度な双方向性テレビサービスのキラーアプリケーションとなる。インタラクティブプログラムガイドによってエンドユーザーはテレビ番組や映画やスポーツイベントを何千ものオプションから探すことができる。また簡単に視聴する番組を選び、後で見るためにタグをつけたり、ビデオに予約録画したりできる。

「ユーザーはワールドワイドウェブのナビゲートのために、インターネットポータルを利用する。それと同様にテレビ視聴者は、見たいテレビ番組を探すための高性能なインタラクティブプログラムガイドを必要としている。高解像度テレビの所有者はHDTV番組を探している。ビデオオンデマンドサービスによって何百もの選択肢が新たに増えるし、ビデオ録画機は人気番組を探して録画するために番組表が必要である」とインスタット/MDR社の主席アナリストであるGerry Kaufhold氏は言う。

Gemstar-TV Guide社、Microsoft社、Tribune Media Services社などの企業は、この複雑な市場を進化させる技術がある。だが、インスタット/MDR社は市場価値が急に高まるとは考えていない。

「各主要エリアが成長すれば、収益が増加する。また、インタラクティブプログラムガイド市場のビジネスを長期間運営するには、鋭いビジネスセンスが必要である」とKaufhold氏は言う。

インスタット/MDR社の調査結果を以下に挙げる。
- インタラクティブプログラムガイドを成功させるために必要な3つの主な要素は、インタラクティブプログラムガイド・アプリケーション、詳しいTV番組表データベースへのアクセス、インタラクティブプログラムガイドを利用するために送られるデータの入手方法である。
- より多くのデジタルテレビのネットワークが広範な地域で利用可能となり、インタラクティブプログラムガイドのオポチュニティーは世界に広がる。ヨーロッパおよびアジアは、インタラクティブプログラムガイド製品の主要な市場となると予測されている。
- 最終的に主要企業3社が、世界のインタラクティブプログラムガイド分野で長期間に渡って成功を収めることができる体力を持っている。その3社とは、Gemstar-TV Guide社、Microsoft社、およびTribune Media Services社である。一方、多くの中小企業にとっても重要なニッチ市場を見出し、展開していけるような確実なビジネスチャンスがあるだろう。
- 家電製品には、データキャスティング(データ放送)サービス、無線ブロードバンド接続サービスを介して送られる番組表をとりこむようになって、インタラクティブプログラムガイドの主要な市場となる。このセグメントはビデオ録画機によって促進される。
- TV Guideは依然としてインタラクティブプログラムガイド市場の詳細を左右する位置にある。膨大なデータ量、主要顧客の関係、「TV Guide」のブランド名の力によってしばらくは支配的な立場を維持する。Microsoft社、Tribune Media Services社などとの競争によって、業界は成長する。

インスタット/MDR社の調査レポート「インタラクティブプログラムガイド(IPG)はエンハンスドTVのキラーアプリか?」は、インタラクティブプログラムガイドを利用しているアクティブな「ネットワーク接続」タイプのセットトップボックス数の詳細な年間予測を提供し、4つの地域に対して徴収されるインタラクティブプログラムガイドの利用料金に基づいて、年間の市場規模を算出している。さらに、家電製品の詳細な年間出荷予測を提供し、それによって、インタラクティブプログラムガイド企業に対して支払われることになるセットアップ料金と、4地域におけるセットアップ売上げの年間市場規模も予測している。



◆調査レポート
インタラクティブプログラムガイド(IPG)はエンハンスドTVのキラーアプリか?
Interactive Program Guides (IPGs) – the “Killer App” for Enhanced TV
(リンク »)

◆インスタット/MDR社について
(リンク »)

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