緩やかに安定成長するPush-To-Talk/POC市場

株式会社データリソース

2005-04-11 15:00

米国インスタット社によると、TT/PoCは新しい市場で、特に技術と相互接続の分野で課題が多く残っているため、今後5年間緩やかなペースで拡大するという。
今後数年間、Push-To-Talk (PTT)とPush-To-Talk Over Cellular (PoC)サービスの加入者数は緩やかではあるが安定して増加するとインスタット社は報告している。2004年末に1680万だった米国の加入者数は、2009年末には3360万となるだろう。また米国市場よりも世界市場の方が、僅かに早いペースで成長すると予測している。

「主な成長要因はビジネス市場が拡大傾向にあることと、消費者市場、特に若者層の緩やかな成長である」とインスタット社のアナリストであるBecky Diercks氏は言う。「だがPTT/PoCは新しい市場であるため、特に技術と相互接続の分野で課題が多く残っている。そのためインスタット社は、市場は今後5年間緩やかなペースで拡大すると考えている。」PTT市場の先駆けであるNextel(近々Sprintと合併)は、優れたPTTサービス、経験、高い専門性およびサポートのため、引き続き市場の主要キャリアであるだろう。

インスタット社の調査結果を以下にあげる。

- 無線プロバイダのサービス提供が進んで、従来の音声通信に追加料金を払えばCaller IDやボイスメールなどのサービスが受けられるので、PTT/PoCは以前にも増して付加価値サービス(VAS)の主流となってきている。
- 今後5年間で、PTT/PoCの加入者一人当たりの平均売上(ARPU)は減少すると予測される。その理由は多くのキャリアが他の付加価値サービスと組み合わせてPTT/PoCの価格を設定するか、または従量課金方式の価格プランを導入するためである。
- インスタット社の調査回答者の3分の1が、PTT/PoCが利用できるキャリアへの移行を検討している。
- インスタット社の調査によれば、ユーザーが払ってもいいと考えているPTTサービスの追加料金の平均割増額は月4.80ドルだが、約半数がPTTは標準サービスとして提供されるべきだと感じている。

インスタット社の調査レポート「Push-to-Talk/Point-of-Care (POC)サービスの新しい市場」は、Push-To-Talk無線市場の動向、米国と世界の加入者とサービス収益の予測を考察している。またエンドユーザがPTT/PoCサービスを導入する意向を洞察する無線電話に関する顧客調査の結果、サービス提供しているPTT/PoCベンダと無線キャリアのプロファイルを記載している。

◆調査レポート
Push-to-Talk/Point-of-Care (POC)サービスの新しい市場
(リンク »)

◆インスタット/MDR社について
(リンク »)


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